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自分のことを「ちょっと、素直じゃないかも・・・。」と思うあなたへ。

自分のことを「ちょっと、素直じゃないかも・・・。」と思うあなたへ。

長谷川 渉

株式会社ナレッジシステムズ代表取締役 企業の成長に必要な「仕組み化」を、IT(ICT)を駆使して実現するシステム実践屋。NLPや心理学の知識を活かしたコンサルティングで「こういうシステムが欲しい」「この業務を自動化したい」というイメージを形にしています。

当ブログ「仕事と人間関係がやさしくなる、1分間IT活用法」は、2015年4月6日から新しいURL「​http://blogs.itmedia.co.jp/whasegawa/」 に移動しました。引き続きご愛読ください。


こんにちは、システムコンサルタントの長谷川渉です。

以前、心理学のコースに通っていた時、コミュニケーションがとても円滑になる、素敵なことを学びました。

それまでの私は、あまり素直なコミュニケーションができていなかったなーと考えるよい機会となり、その時学んだことは今でもとても大切にしています。

このコミュニケーションの方法、内容はシンプルなものですが、効果は(おそらく、すぐに違いが分るほど)大きなものだと、思います。

最近、大切な友達や家族と話をしていて、少しぎくしゃくしたり、会社の上司、部下とのコミュニケーションでちょっと悩みがあるかたなどなど、ぜひ、試してみてください。

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身近な人との会話で、自分の想いや考えていたりすることと、違った意味、印象を相手に与えてしまっている方は、伝えているメッセージが「Youメッセージ」になっているかもしれません。

「Youメッセージ」とは、話す相手を主語にしたメッセージで、例えば、子どもが約束した帰宅時間を過ぎて帰ってきた際に、

『(あなたは)何でこんな遅い時間まで帰ってこないの!?』

と言ってしまうと、「子ども(You:あなた)が悪い」という意味を含んで伝わってしまっています。(この場合、「約束を破ったあなたが悪いから、(仕方なく)言っている」となっています。)

このメッセージを受けた子どもが、どのような反応を示すかというと、

『(うるさいお父さん(お母さん)だなぁ・・・)ほんのちょっとなのに!』

と、「怒られた(注意された)」ことだけに、意識(感情)が向いてしまいがちになります。

また、夫婦の場合などでも、上記と同じような妻⇔夫への「Youメッセージ」があった時には、それぞれ、子どもと同じような反応をすると思います。

相手が悪いのに、何でこんな反応しかできないんだろうと、思うかもしれませんね。

ですが、もし、あなたがこの「Youメッセージ」を受け取ったとしたら、どのような反応をするでしょうか?

もし、「Youメッセージ」を相手に伝えていたとしたら、どのようなコミュニケーションになってしまうか、想像してみてください。

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そこで、ちょっと素直なコミュニケーションの方法として「Iメッセージ」で、相手に自分の想いを伝えてみましょう。

「Iメッセージ」は、「Youメッセージ」とは逆で、私(自分)を主語にします。

先程の例を「Iメッセージ」で伝えると、本当に伝えたい想いは、

『(私は)あなたの帰りが遅いから、とても心配していたよ。』

となりませんか?

すると、相手のメッセージの受け取り方は、

『(心配させてしまった、次からは気を付けよう)遅くなって、ごめんなさい。』

のように、自分が相手に与えてしまった不安な気持ちや悲しい思いに、意識(感情)が向きやすくなり、素直な反応を示しやすくなります。


このように、「You」を「I」に変えるだけで、お互い、想っていたことを素直に伝え合うことが、できるようになります。

誰に強制することもなく、あなたが、「Iメッセージ」で想いを伝え始めるだけで、コミュニケーションがよい方向へ変わり始めると、私は思います。


<1分間ITメンタル活用法>

相手にメッセージを伝える時は、主語を「You」ではなく「I」にすることを、まずは意識してみましょう。

感情的になってしまっている時程、このことを思い出して、あなたが本当に伝えたいことを、素直に「Iメッセージ」で、話かけてあげてください。

相手も、きっとあなたの想いに、素直に応えてくれるはずです。