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「・・・ですか?」と「・・・ですね?」の違い
»2013年1月29日
仕事と人間関係がやさしくなる、1分間IT活用法
「・・・ですか?」と「・・・ですね?」の違い
株式会社ナレッジシステムズ代表取締役 企業の成長に必要な「仕組み化」を、IT(ICT)を駆使して実現するシステム実践屋。NLPや心理学の知識を活かしたコンサルティングで「こういうシステムが欲しい」「この業務を自動化したい」というイメージを形にしています。
当ブログ「仕事と人間関係がやさしくなる、1分間IT活用法」は、2015年4月6日から新しいURL「http://blogs.itmedia.co.jp/whasegawa/」 に移動しました。引き続きご愛読ください。
こんにちは、システムコンサルタントの長谷川渉です。
タイトルにある「違い」について考えるきっかけとなった、最近私がある施設で実際に交わしたやり取りを再現します。
相手の方は、初対面のAさん(50代後半位の男性、一部敬称略します)です。
話し言葉を思い出しながら書き起こしているため、日本語的にオカシイ所は、ご容赦ください。
私「あのすみません、**について分かる方がいらっしゃるか、伺ってもよろしいですか?」
A「それは、あそこにいる人しか知らないですねぇ。(受付を指さす)」
私「(受付、誰もいないことは確認済み)ええと、**について今、聞きたいのですが、他にはいらっしゃらないんですか?」
A「ええ、あそこにいる(受付を指さして)人しか、知らないんですよ。」
私「ええと、そうなると、この時間で、他にはいないんですか?**が分かる人。」
A「そういうのは、あそこに座る人が案内してるんですよね。」
私「では、今の時間で、**が分かる人は、どこにもいないんですね?」
A「はいはい、そうですね。そうなりますね。」
私「では、また改めます・・・。」
大体、このような会話だったのですが、何だか気になって、後から振り返ってみました。
タイトルにある「違い」について考えるきっかけとなった、最近私がある施設で実際に交わしたやり取りを再現します。
相手の方は、初対面のAさん(50代後半位の男性、一部敬称略します)です。
話し言葉を思い出しながら書き起こしているため、日本語的にオカシイ所は、ご容赦ください。
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A「それは、あそこにいる人しか知らないですねぇ。(受付を指さす)」
私「(受付、誰もいないことは確認済み)ええと、**について今、聞きたいのですが、他にはいらっしゃらないんですか?」
A「ええ、あそこにいる(受付を指さして)人しか、知らないんですよ。」
私「ええと、そうなると、この時間で、他にはいないんですか?**が分かる人。」
A「そういうのは、あそこに座る人が案内してるんですよね。」
私「では、今の時間で、**が分かる人は、どこにもいないんですね?」
A「はいはい、そうですね。そうなりますね。」
私「では、また改めます・・・。」
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大体、このような会話だったのですが、何だか気になって、後から振り返ってみました。
私は最初から、「分からないことへの答え」が欲しくて、質問をしていたつもりでした。
つまり「**について知りたいから、知ってる人がどこにいるのか教えて?」と、聞いていたつもり、だったのです。
しかし「・・・ですか?」とAさんに【質問】をしている間は、欲しい答えを得ることができませんでした。(そもそも受付を見たら誰もいないので、聞いていたのです。)
そこで最後に「・・・ですね?」と【確認】をしたのです。
「**が分かる人は、いないんですね?」と。
すると「そうです。」との答えが・・・。明確にYESと、答えてくれました。
会話の時間は30秒程度ではありましたが、私が、YES(または、NO)と答えてもらいやすい聞き方をしていれば、きっとAさんも、もっと早くに答えられた(答えやすかった)のだと思うのです。
振り返ってみて、反省したポイントは、
「相手は私の欲しい答えを、知っているはずだ。」
と(軽く)決めつけてしまったことで、的確な聞き方ができなかったことです。
受付に誰もいないことは分かっていたのですから、最初から「受付以外の方で」といったことも、伝えていれば良かったのかもと思いました。
こちらがどこまで知っているのか、何を知っているのかによって、質問(・・・ですか?)か確認(・・・ですね?)か、どちらの聞き方か良いか考える。
そうすることで、欲しい答えをスムーズに聞けるということに、改めて気が付かせてくれる出来事でした。
※「ですか?」でも「ですね?」でも、聞き方によってはどちらも質問にも確認にも使われることもあるかと思いますが、今回は私とAさんとのコミュニケーションの中での違いについてのお話、一例として、ご参考になれば幸いです。
<1分間IT活用法>
質問と確認。
普段、何気なく使い分けていることかも知れませんが、これを意図的に使うことを意識することで、会議や何気ない会話の中でも、スムーズな意思確認や、質問の答を得ることができるようになると思います。
スマホ、タブレットなどの購入検討時に店員さんに質問する際、自分が知っていること以上のことを知りたい時などにも、応用できそうです。
つまり「**について知りたいから、知ってる人がどこにいるのか教えて?」と、聞いていたつもり、だったのです。
しかし「・・・ですか?」とAさんに【質問】をしている間は、欲しい答えを得ることができませんでした。(そもそも受付を見たら誰もいないので、聞いていたのです。)
そこで最後に「・・・ですね?」と【確認】をしたのです。
「**が分かる人は、いないんですね?」と。
すると「そうです。」との答えが・・・。明確にYESと、答えてくれました。
会話の時間は30秒程度ではありましたが、私が、YES(または、NO)と答えてもらいやすい聞き方をしていれば、きっとAさんも、もっと早くに答えられた(答えやすかった)のだと思うのです。
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振り返ってみて、反省したポイントは、
「相手は私の欲しい答えを、知っているはずだ。」
と(軽く)決めつけてしまったことで、的確な聞き方ができなかったことです。
受付に誰もいないことは分かっていたのですから、最初から「受付以外の方で」といったことも、伝えていれば良かったのかもと思いました。
こちらがどこまで知っているのか、何を知っているのかによって、質問(・・・ですか?)か確認(・・・ですね?)か、どちらの聞き方か良いか考える。
そうすることで、欲しい答えをスムーズに聞けるということに、改めて気が付かせてくれる出来事でした。
※「ですか?」でも「ですね?」でも、聞き方によってはどちらも質問にも確認にも使われることもあるかと思いますが、今回は私とAさんとのコミュニケーションの中での違いについてのお話、一例として、ご参考になれば幸いです。
今度は受付の方がいらっしゃる時に(画像は、イメージです)
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<1分間IT活用法>
質問と確認。
普段、何気なく使い分けていることかも知れませんが、これを意図的に使うことを意識することで、会議や何気ない会話の中でも、スムーズな意思確認や、質問の答を得ることができるようになると思います。
スマホ、タブレットなどの購入検討時に店員さんに質問する際、自分が知っていること以上のことを知りたい時などにも、応用できそうです。