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困ったお店から学んだこと(2)

困ったお店から学んだこと(2)

島田 祐一朗

ディスカバリーズ株式会社 代表取締役社長。マイクロソフトで日本発の法人向けマーケティングプログラムを立ち上げ、現在は南青山でベンチャー企業を経営。慶應義塾湘南藤沢 (SFC)中・高等部同窓会 会長。

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餃子屋でスープをこぼされて店長を待っている前回からの続き

賑やか店内とは裏腹に、顔も知らない店長をひとりポツンと待っているコントラストが、妙に腹立たしさを増してしまうのです。「さて店長に何をいってやろうか」などと考えるのですが、どうも食事をする空間で食事をしないでいることの違和感などを感じていると、早くこの場を立ち去りたい思うのですが、なんせズボンは色が変わるほどビショビショなので外に出れません。

20分ほど待つと店長が慌てて入って来て、私の席にくると謝罪してくれました。ようやく責任者到着と思い「私はスープをこぼされたことは、人為的ミスとして責めるつもりはないし、事故のようなものなので仕方がないと思うが、タオルを渡さただけで、食事は冷め、クリーニング等の対応ついては一言もなく対応のマズさ」について説明しましたが、こうした状況はいま初めて知りましたという反応で、果たして店員からどんな報告があってここにやってきたのか?と余計に不安になりました。その後、店長の上司にあたる本社の部長も駆けつけているので待つことにしました。

それから20分くらい待ちました。本社の部長だと聞いていたの私服の中年男性が私の席についたのには驚きましたが、キャップをかぶったまま話し始められたときには、怒りを通り越してしまいました。今日は驚きっぱなしなので、もう何があっても平気だと思っていましたが、10代の若者でももう少し礼儀があるのでは?と愕然とする思いでした。

部長と店長は神妙な顔つきで私の状況説明に耳を傾けて、なるほどごもっともで大変申し訳ない、と平謝り。クリーニングの代金はお支払いしますと対応してくれたので、一安心ではあるのですが、ここまで話すのに1時間近く時間を浪費し、結局食事をする気もなくなってしまったので空腹なのかそうでないのか分からなくなってしまいました。

このまま散々だったと愚痴ったり、クレームで悪態ついても無駄になった時間は戻ってこないので、丁寧に「今回の問題を社内で協議し、後日、改善策を提示してください」と提案しました。(続く)