誠ブログは2015年4月6日に「オルタナティブ・ブログ」になりました。
各ブロガーの新規エントリーは「オルタナティブ・ブログ」でご覧ください。

女の子に「無意味ちょうだい」と言われたら?

女の子に「無意味ちょうだい」と言われたら?

広報女子部 部長

「広報女子部」発起人。美容室広報担当。中小企業の中での広報活動に限界を感じ、広報の集まりである「広報女子部」を設立。月1回の勉強会を通じて、他社の広報との情報交換をしている。

当ブログ「誰も書かなかった、広報女子部ログ」は、2015年4月6日から新しいURL「​http://blogs.itmedia.co.jp/703mix/」 に移動しました。引き続きご愛読ください。


DVD>寺山修司&谷川俊太郎ビデオ・レター 映像時代に蘇った「幻のビデオ書簡集」 (<DVD>)
寺山修司 谷川俊太郎
アートデイズ
売り上げランキング: 1,160,788

東京は大雪です。
長野で雪をたくさん見てきたのに、東京に帰ってきても雪。
図書館に行こうと思ったのですが、すっかり足止めされたので、見ないまま返却しようと思っていたDVDを見たんですが、そのDVDがすごかったんで、思わず記事に。

このビデオレターは1982年~1983年まで。1983年といえば、寺山修司が亡くなった年で、要は寺山修司がなくなるまでの間、綴られているビデオレターです。1982年あたりの家庭用ビデオにはまだ「8ミリビデオ」という規格はありませんでした。1985年の1月最初の8ミリビデオのカメラ一体型が発売されたので、今回のビデオは非常に貴重なわけです。画素数は25万画素。画質がキレイとは言えません。


"ビデオレター"というよりは、映像作品と言った方がよく、構成や音楽などが演出されており、本人が話しをしている部分なんてほとんど出てきません。
ビデオレターは唐突に終わります。寺山修司がなくなったからだと思います。


ビデオレターの感想としては、一言で言うと「気味が悪い」という感じでしょうか。

天才とは程遠い、一般人の感想としては、

かなり前衛的。

かなりキモい。

こんな映像を作っている人は、どんな神経の持ち主なんだろう、と思わせられるようなキモさ。尋常じゃない、というのが正解。

だが、これを見ているとなんでもありなんだなー、と思ってしまう。いつも自分がどれだけ"ふつう"という枠に押し込められているかと思わせられる。古いけど、とてもあたらしい。普通の人にはオススメしません。が、何かあたらしいものを生み出す人にはオススメだなぁ、と思いました。

※タイトルに入れた『女の子に「無意味ちょうだい」と言われたら?』という話は、お互いのやりとりの中で普通に出てきます。聞く方も聞く方だし、答える方も答える方だし、すごいです。。。