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人が集まる空間のデザイン

人が集まる空間のデザイン

山崎 剛

株式会社グローバルエージェンツ代表取締役。SNSの現実版「ソーシャルアパートメント」を展開しています。現在首都圏で10件400戸のソーシャルアパートメントを運営しています。今後は全国そして海外まで展開して世界中の入居者ネットワークの構築を目指しています。

当ブログ「ソーシャルアパートメントの日常」は、2015年4月6日から新しいURL「​http://blogs.itmedia.co.jp/TakeshiYamasaki/」 に移動しました。引き続きご愛読ください。


ソーシャルアパートメントにとって必要不可欠なのが人が集まる空間である共用ラウンジです。ここで入居者同士が日常的にコミュニケーションしたり、友人を呼んでパーティーをしたり、それぞれのライフスタイルが交わる非常に大事な空間です。

今回は、実際に稼動しているソーシャルアパートメントの共用ラウンジをピックアップして、それぞれのデザインの方針を写真付でご紹介していきます。

 

まずは恵比寿のラウンジ。

恵比寿ラウンジ

ここは、以前1階と地下1階が歯科医院として、2階以上がマンションとして使われていました。本建物は地下1階の診療室を全て取り壊して、地下の共用ラウンジとしました。地下にあると、多少の音を出しても近所迷惑にならずパーティースペースとしても適しています。

 

そして、こちらが草加市の松原団地にある物件のラウンジです。

松原ラウンジ

恵比寿とはテイストが違い、比較的年齢も若い人が集まる事が想定されたため、インパクトのあるカラーとインテリアアイテムを用いています。


こちらは横浜市青葉区の江田にある物件です。

江田ラウンジ

こちらは環境の良い住宅街の高台に位置しているため、木材を活用して大人しいデザインにしています。

 

そして、こちらが新川崎のラウンジ。

新川崎ラウンジ

ここは19戸と小規模なマンションのため、ソーシャルというよりはよりシェアハウスに近いため、ラウンジよりもリビングというイメージにして、アットホームなコミュニケーションが取れるデザインにしています。

 

以上ご紹介してきましたが、基本的に共用ラウンジをデザインする際は、ロケーションと規模を中心に考えて、そこで生まれるコミュニティをイメージしながら大枠のコンセプト及びスペックを決めて、デザイナーさんに具体的なハードのデザインに落とし込んでもらいます。

物件の数だけ色の異なるコミュニティが存在します。その様々なコミュニティに合ったソフトのデザインを考えるのが私たちの仕事であり、ここは業界でも新しい分野と言えます。

次回からはソーシャルアパートメントで起こる日常をご紹介していきたいと思います。