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いまさら「書く文具」としてのiPad

いまさら「書く文具」としてのiPad

高瀬 文人

フリーランスのライター/編集者/書籍プロデューサー。 月刊総合誌や『東京人』などに事件からまちの話題、マニアックなテーマまで記事を発表。生命保険会社PR誌の企画制作や単行本の編集も行う。著書に鉄道と地方の再生に生きる鉄道マンの半生を描いたヒューマンドキュメント『鉄道技術者 白井昭』(平凡社、第38回交通図書賞奨励賞)、ボランティアで行っているアドバイスの経験から生まれた『1点差で勝ち抜く就活術』(坂田二郎との共著、平凡社新書)、『ひと目でわかる六法入門』(三省堂編修所、三省堂)の企画・制作。

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いまさらながらだが。
iPadは、筆記具としてけっこういける。
オアシスポケットIIをMacとシリアルケーブルでつないで同期させようと悪戦苦闘していた昔から、いろいろなモバイル機器を試してきたけれど、私の中ではかなりいい部類だと評価できるのだ。

基本的な日本語入力能力はiPhoneとおんなじなんだよなあと思って、買ったときには正直のところ入力デバイスとしてまったく期待していなかったのだが、
ソフトキーボードの出来がかなりよい。ブラインドタッチの基本であるホームポジションを意識すれば、十分に早い入力が可能だ。画面の大きさ、ただそれだけがこんなに使い勝手を左右するとは思わなかった。

iPadの日本語入力について、よく言われているのが日本語入力環境のプアさだ。
iOS4からユーザー辞書に登録が可能になったが、「設定」メニューからシステムに書き込む形で、簡単にPCの辞書からコンバートできるわけではない。いちいち最初から登録するのは面倒だから、していない。
しかし、実際に長い原稿を書いているのだけれど、そのままでも許容できる範囲に収まっていると思う。

それでも、ソフトキーボードではどうしても入力の取りこぼしがあるので、外付けのキーボードを使うとなお便利だ。

キーボードとコネクタが一体になったApple iPad Keyboard Dockもあるが、私はアップル汎用のApple Wireless Keyboardを使って、iPadとキーボードを分離して使ったほうが便利だと思っている。
どういうふうに便利なのかは、次回に。

R0013283.jpgたとえばカフェでこんなふうに使う方法。投影面積としては、ひところ流行ったネットブックよりちょっと大きいぐらいだ。