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車買取一括見積は本当に高く売れるのか?
»2011年4月22日
車は乗らなきゃわからないことだらけ
車買取一括見積は本当に高く売れるのか?
免許を取る前から車が大好き!休日に車に乗らない日はない。運転好きで、お酒もほとんど飲まないので旅行に行くと重宝されます。普段はアイティメディアでフィジカルイベントの制作・運営をしてます。
最近、車関係のサイトを見ていると、どこのサイトに行っても掲載されている広告がある。それは「車買取の一括見積」。車を売るときは誰でも「高く売りたい!」と思うはず。でも、この一括見積って本当に高く売ることが出来るのだろうか?そんなことを思っていたら、なんと友人から「一括見積で車売ったよー」という知らせが...。こりゃ、話しを聞いてみるしかない!!と言うわけで、話しを聞いてきた。これが、結構面白くて長くなりそうなので、友人の体験談と高く売るコツについて2回に分けて書いてみようと思います。
■まずはディーラーで下取り査定
友人は車の買い換えを目的としていたため、まずは通常通りディーラーでの下取り査定をしてもらった。ちなみに、買い換えは旧レガシィから新レガシィへの乗り換え。同じスバル車への乗り換えだ。
そして、出てきた査定価格は25万円。それに、乗換キャンペーンをやっていたらしく10万円がプラスされて、最終の査定金額は「35万円」とのこと。それを聞いた友人は、一括見積を利用してみようと思ったそうです。
■恐るべし!一括見積
夜、一括見積の登録を済ませておいた。翌日、仕事の関係上、携帯電話を昼間に全くいじることのできないため、仕事を終えて携帯を見たときに驚いたという。なぜなら、着信履歴が40件を越えていたそうだ。そりゃ驚きますよね。こんなの全てに対応していたらきりがない!と思い、仕事終了後にかかってきた電話にのみ対応しよう、と心に決めすべての着信履歴を削除。そして、その日の夜かかってきた業者は6社。その中にはアップルやガリバーなど有名な買取業者も複数含まれていた。
■査定の日取りを決める
友人は、何日も対応することが面倒だったため、一日に集中させて対応しようと決めた。
そして、1社目。「うちは、査定の時間が他の業者とかぶるなら今回の話からはおります」と、キッパリ。その時友人は、そんなもんなのか...と、疑いもせず「わかりました」と回答し、19時に約束をした。
2社目。こちらは、先ほどの業者と1時間ずらし20時約束。そして、3社目「他と同じ時間でもいいですよ!」と言い出す。友人は「え?同じ時間でもいいの?」と聞き返し、念のため20時に約束した業者に確認したところ「ええ、他と一緒でも問題ないですよ」と言われた。結果、19時に1社、20時に3社、21時に2社の計6社と約束した。そして、その中でガリバーだけが「お宅にあがらせてください」と申し出た。友人は、「わかりました」と答えたが、内心「家にあがらせて粘られたらヤダな...」と感じていた。
■やっぱり、希望価格は決めておくべきなのか?
そして、査定当日。一社目の業者が待ち合わせより若干早めに到着。早速車の査定を始める。そして、開口一番...
業者A 「ご希望価格はいくらですか?」
友人 「いや、プロなんだから車見て判断してよ!」
業者A 「いや... そういわれても...」
「いくらでも良いから、希望きかせてくださいよ」
友人 (ちょっと頭に来たのでふっかけてみた)
「じゃあ、80万円で!」
業者A 「え?それは無理ですよ。市場で売ってる値段じゃないですか...」
この瞬間、だったら聞くなよ...と思ったのは言うまでもない...
でも、ここでディーラー査定より高ければいいや!と言う思いで「40万円」と言ったら、損をしていただろう。
■続々と訪れる買取業者
そんな話しをしていると、電話が鳴った。
友人 「はい。○○です」
業者B 「業者Bと申しますが、はやく着いてしまったので伺っても良いですか?」
友人 (業者Aへ)「呼んでも良いですか?」
業者A 「あーかまいませんよ」
友人 「え?いいの?」(この業者は電話で、他と一緒ならおりるといった業者です)
「電話で約束するときに、他と一緒ならおりるって言われたけど...」
業者A 「あー 本部はそう言うんですが、現場はそんなの関係ありませんよ!」
友人 呆然...
そして、しばらくして
業者B 「こんにちは!」
友人 「どうも」
業者A 「あ!どうもどもう!」(業者Bと知り合いらしい)
こんな感じで、業者は予定時間より早くドンドンと訪れ。しかも、みんな知り合いらしい...
ここで一瞬「みんなグル何じゃ?」と不信感を覚えたそうです。そして、結局5社と同時に話をすることになった。
(1社だけは時間通りに来たそうです)
■ふと、疑問に思ったことを質問してみたら...
友人 「ところで、みんな同じ金額を提示してきたらどうするの?」
(まぁ、当然疑問におもいますよね)
業者B 「その時はじゃんけんかな?(ちょっとふざけた様子)」
友人 「は?じゃんけん?」
かなり不信感が増したことは言うまでもありません。
■さて、注目の査定金額は!
各社が査定を終え、出してきた金額はどこも「40万円前後」。この時点で下取りより5万UP。
ここで、友人のアピールタイム!
友人 「レガシィの赤なんてなかなか出てこないよ」
「赤オンリーで探している人もいるし、絶対にすぐ売れると思うよ」
「サンルーフも付いてるし、メーカー純正のスポーツバンパーも貴重だよ!」
各業者は、その話を聞き少し考え込んだ様子。そして、出てきた回答が「45万円前後」しかし、どこも渋っている様子。
だが、次の一言で急に各業者の目つきが変わったそうです。その一言とは...
「車は、来週持って行ってかまいません」
その瞬間から、各業者はバラバラの場所に散っていき、電話で本部と交渉をしている様子。そして、最終的には「カーチス」が「52万円」という買取価格を提示してきたためそこで決めたそうです。結果的にディーラーの下取り価格よりも17万円も高く買い取ってもらうことができた。
■実際に車を売った感想
最初に出てきた言葉は「正直疲れた」でした。
「でも、冷静に考えてみると、時給数万円なんだよなー。そう考えると一括見積を使ってよかったよ。」と、語る。ただ、査定している最中は、家の周りを本人含めて6名の人がウロウロ。近所の目が気になったという。
今回話を聞かせてほしいとお願いしたところ、快く引き受けてくれ「何も隠すことはないので、全部書いてもいいよ!」と言ってくれた。いろいろな状況を加味しても、結果には満足しているのだと思う。
■今回売った車はこちら
車名:レガシィツーリングワゴン
グレード:2.0R
ミッション:マニュアル(MT)
年式:2003年型
オプション:サンルーフ、スポーツバンパー、ナビ、ETCほか
走行距離:48,000キロ
車を売った時期:2010年11月
---popo柿澤の独り言---
正直、私が次に車を買い換えるときは、このサービスを使ってみたいと思った。だって、労力はかかるかもしれないけど、今回の例で考えると17万円も得してますからね。ただ、面倒が嫌いな人は絶対にやめた方がよさそう。人間不信にもなりかねないしw
次のブログで、今回の話や、自分の体験をもとに、高く買い取ってもらうためのコツを書きますので、お楽しみに!
■まずはディーラーで下取り査定
友人は車の買い換えを目的としていたため、まずは通常通りディーラーでの下取り査定をしてもらった。ちなみに、買い換えは旧レガシィから新レガシィへの乗り換え。同じスバル車への乗り換えだ。
そして、出てきた査定価格は25万円。それに、乗換キャンペーンをやっていたらしく10万円がプラスされて、最終の査定金額は「35万円」とのこと。それを聞いた友人は、一括見積を利用してみようと思ったそうです。
■恐るべし!一括見積
夜、一括見積の登録を済ませておいた。翌日、仕事の関係上、携帯電話を昼間に全くいじることのできないため、仕事を終えて携帯を見たときに驚いたという。なぜなら、着信履歴が40件を越えていたそうだ。そりゃ驚きますよね。こんなの全てに対応していたらきりがない!と思い、仕事終了後にかかってきた電話にのみ対応しよう、と心に決めすべての着信履歴を削除。そして、その日の夜かかってきた業者は6社。その中にはアップルやガリバーなど有名な買取業者も複数含まれていた。
■査定の日取りを決める
友人は、何日も対応することが面倒だったため、一日に集中させて対応しようと決めた。
そして、1社目。「うちは、査定の時間が他の業者とかぶるなら今回の話からはおります」と、キッパリ。その時友人は、そんなもんなのか...と、疑いもせず「わかりました」と回答し、19時に約束をした。
2社目。こちらは、先ほどの業者と1時間ずらし20時約束。そして、3社目「他と同じ時間でもいいですよ!」と言い出す。友人は「え?同じ時間でもいいの?」と聞き返し、念のため20時に約束した業者に確認したところ「ええ、他と一緒でも問題ないですよ」と言われた。結果、19時に1社、20時に3社、21時に2社の計6社と約束した。そして、その中でガリバーだけが「お宅にあがらせてください」と申し出た。友人は、「わかりました」と答えたが、内心「家にあがらせて粘られたらヤダな...」と感じていた。
■やっぱり、希望価格は決めておくべきなのか?
そして、査定当日。一社目の業者が待ち合わせより若干早めに到着。早速車の査定を始める。そして、開口一番...
業者A 「ご希望価格はいくらですか?」
友人 「いや、プロなんだから車見て判断してよ!」
業者A 「いや... そういわれても...」
「いくらでも良いから、希望きかせてくださいよ」
友人 (ちょっと頭に来たのでふっかけてみた)
「じゃあ、80万円で!」
業者A 「え?それは無理ですよ。市場で売ってる値段じゃないですか...」
この瞬間、だったら聞くなよ...と思ったのは言うまでもない...
でも、ここでディーラー査定より高ければいいや!と言う思いで「40万円」と言ったら、損をしていただろう。
■続々と訪れる買取業者
そんな話しをしていると、電話が鳴った。
友人 「はい。○○です」
業者B 「業者Bと申しますが、はやく着いてしまったので伺っても良いですか?」
友人 (業者Aへ)「呼んでも良いですか?」
業者A 「あーかまいませんよ」
友人 「え?いいの?」(この業者は電話で、他と一緒ならおりるといった業者です)
「電話で約束するときに、他と一緒ならおりるって言われたけど...」
業者A 「あー 本部はそう言うんですが、現場はそんなの関係ありませんよ!」
友人 呆然...
そして、しばらくして
業者B 「こんにちは!」
友人 「どうも」
業者A 「あ!どうもどもう!」(業者Bと知り合いらしい)
こんな感じで、業者は予定時間より早くドンドンと訪れ。しかも、みんな知り合いらしい...
ここで一瞬「みんなグル何じゃ?」と不信感を覚えたそうです。そして、結局5社と同時に話をすることになった。
(1社だけは時間通りに来たそうです)
■ふと、疑問に思ったことを質問してみたら...
友人 「ところで、みんな同じ金額を提示してきたらどうするの?」
(まぁ、当然疑問におもいますよね)
業者B 「その時はじゃんけんかな?(ちょっとふざけた様子)」
友人 「は?じゃんけん?」
かなり不信感が増したことは言うまでもありません。
■さて、注目の査定金額は!
各社が査定を終え、出してきた金額はどこも「40万円前後」。この時点で下取りより5万UP。
ここで、友人のアピールタイム!
友人 「レガシィの赤なんてなかなか出てこないよ」
「赤オンリーで探している人もいるし、絶対にすぐ売れると思うよ」
「サンルーフも付いてるし、メーカー純正のスポーツバンパーも貴重だよ!」
各業者は、その話を聞き少し考え込んだ様子。そして、出てきた回答が「45万円前後」しかし、どこも渋っている様子。
だが、次の一言で急に各業者の目つきが変わったそうです。その一言とは...
「車は、来週持って行ってかまいません」
その瞬間から、各業者はバラバラの場所に散っていき、電話で本部と交渉をしている様子。そして、最終的には「カーチス」が「52万円」という買取価格を提示してきたためそこで決めたそうです。結果的にディーラーの下取り価格よりも17万円も高く買い取ってもらうことができた。
■実際に車を売った感想
最初に出てきた言葉は「正直疲れた」でした。
「でも、冷静に考えてみると、時給数万円なんだよなー。そう考えると一括見積を使ってよかったよ。」と、語る。ただ、査定している最中は、家の周りを本人含めて6名の人がウロウロ。近所の目が気になったという。
今回話を聞かせてほしいとお願いしたところ、快く引き受けてくれ「何も隠すことはないので、全部書いてもいいよ!」と言ってくれた。いろいろな状況を加味しても、結果には満足しているのだと思う。
■今回売った車はこちら
車名:レガシィツーリングワゴン
グレード:2.0R
ミッション:マニュアル(MT)
年式:2003年型
オプション:サンルーフ、スポーツバンパー、ナビ、ETCほか
走行距離:48,000キロ
車を売った時期:2010年11月
---popo柿澤の独り言---
正直、私が次に車を買い換えるときは、このサービスを使ってみたいと思った。だって、労力はかかるかもしれないけど、今回の例で考えると17万円も得してますからね。ただ、面倒が嫌いな人は絶対にやめた方がよさそう。人間不信にもなりかねないしw
次のブログで、今回の話や、自分の体験をもとに、高く買い取ってもらうためのコツを書きますので、お楽しみに!