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BMW 320d（ディーゼル）ってどうよ？
»2012年11月 5日
車は乗らなきゃわからないことだらけ
BMW 320d（ディーゼル）ってどうよ？
免許を取る前から車が大好き！休日に車に乗らない日はない。運転好きで、お酒もほとんど飲まないので旅行に行くと重宝されます。普段はアイティメディアでフィジカルイベントの制作・運営をしてます。
日本では、マツダのCX-5ですっかり定着してきた感のあるディーゼルエンジン。しかし、日本ではディーゼル特有の「ガリガリ音」を嫌う人が多く、本当に売れるのか？と心配されていたが、ふたを開けてみればCX-5は圧倒的にディーゼルが売れている。そんな噂を耳にしたのか？やっと日本のディーゼル基準をクリアーする車が登場したからなのか？BMW3シリーズのディーゼルエンジンモデルが日本にも投入された。そんなBMW320dに試乗することができた。（ディーラー試乗のため写真ありません）
■評判ではカリカリうるさめと言われていたが
日本ではディーゼル特有の音を嫌う人が多いため、マツダのCX-5は圧縮率を下げ、極力ガリガリと言う音がしないように工夫されたエンジンが投入された。それに比べてBMWや海外勢のディーゼルはやはり燃費重視。そのため圧縮率が高く「ガリガリ音」も大きめと言う話をよく耳にする。しかし、実際に現物を目の前にしてエンジンをかけてみると、確かにCX-5に比べるとカリカリと言う音が大きいが「ガリガリ」ではなく「カリカリ」と言った感じだ。車が好きな人はご存知かと思うが、最近の直噴エンジンは「カリカリ」と言う音がする。その音が若干大きくなった程度だと想像してもらうとわかりやす。
■低回転は良くも悪くもディーゼルっぽい
車外でアイドリング時の音を確認した後に、早速車へと乗り込む。エンジンがかかった状態でドアを閉めるとそれなりにカリカリと言う音が社内へと入ってくる。しかし、その音はごく小さなもので、音楽でもかけていたらわからないレベルでまったく気にならない。心配していた振動も、ガソリン車と大きく変わらない。
駐車場から、アクセルを開けながら道路へと出て車を加速させる。この時はさすがに「あ...ディーゼルだな」と言う音がする。しかし、これも昔のディーゼル車では想像もできないくらい静か。言われてみればカリカリと音がするなーというレベルだが、気にすると気になってしまう。しかし、音楽でもかけながら乗っていればさほど気にならないだろう。さすがに無音状態で加速させるとその音は大きく感じる。
でも、その音のマイナス面を考慮しても有り余るくらいに素晴らしい加速を見せる。これが本当に2Lのエンジンなのか？と思わされるトルクフルな加速。そして、アクセルを踏み込むと、2000回転を超えたくらいからは、ディーゼルだと言うことがわからないくらいスムーズに回るし、音もまるでガソリン車である。ガソリン車に比べれば、当然一気にエンジンが回る気持ちよさは半減しているが、タコメーターが6000回転までしか表示されていないおかげで、針がグングン動いてエンジンがビュンビュン回っている様な錯覚も与えてくれる。
■燃費は驚きのリッター20キロ
「ところで、実燃費はどのくらい？」と聞いてみると、先日約200キロ程度の道のりを、ほぼ高速道路だけで走ったがリッター20キロくらいだったと驚きの回答が...。嘘だろ？と思って家に帰りついてから燃費情報をWebで調べてみると本当らしい。ちなみに街乗りでの燃費は13～15キロ程度だと言うこと。ハイブリッドでもないし、燃料代がガソリンより安いことを考えると、大満足な数字だと思う。価格もガソリン車と比べると20万円違うが、減税のおかげで大きな差がなく購入できる。
■残念なのは始動時と街乗り
筆者が一番気になったのは、エンジン始動時の振動。ディーゼルだから仕方がないと思っていてもその振動は気になる。アイドリングストップ機能が付いているため、始動は頻繁に繰り返される。アイドリングストップからの再始動は実に反応が早い。しかし、始動時の振動は本当に大きくかなり気になる。
加えて残念なのが、多少混雑した道路で、アクセルの踏み戻しを頻繁に行わなければならない道路状況の時はどうしても「カリカリ」と言うディーゼル特有の音が気になってしまう。一定速度で巡航できる道路が少ない都心などではどうしてもディーゼルであることを認識しなくてはならない。
総合的に見ると、本当にBMWのディーゼルは素晴らしいと思う。ハイブリッド・EV・第3のエコカーに続いてディーゼルと言う選択肢が広がることは、購入者側にとっては非常に頭を悩ませる原因となるが、悩みながら決める事も一つの楽しみだと思う。それぞれの特徴を把握しながら、自分のライフスタイルに合わせた車を選ぶ。車好きにとってはいい時代が来たのかもしれない！
popo柿澤の独り言
いつもの質問。「お前は買うのか？」に対する回答は...「400万円以下なら即決でした！」やっぱりちょいと高すぎるよねー。ミドルクラスのセダンですから...車は本当に良かったと思う。家の小さな車庫にも入るし、日本で乗るには大きさもちょうどいい。トランクもHVみたいに狭くないし、車内も思ったよりも広い。デザインは前のモデルの方がやっぱり好きだなーと、思いつつも最近見慣れてきて悪くない感じだし。障壁は価格だけです。
■評判ではカリカリうるさめと言われていたが
日本ではディーゼル特有の音を嫌う人が多いため、マツダのCX-5は圧縮率を下げ、極力ガリガリと言う音がしないように工夫されたエンジンが投入された。それに比べてBMWや海外勢のディーゼルはやはり燃費重視。そのため圧縮率が高く「ガリガリ音」も大きめと言う話をよく耳にする。しかし、実際に現物を目の前にしてエンジンをかけてみると、確かにCX-5に比べるとカリカリと言う音が大きいが「ガリガリ」ではなく「カリカリ」と言った感じだ。車が好きな人はご存知かと思うが、最近の直噴エンジンは「カリカリ」と言う音がする。その音が若干大きくなった程度だと想像してもらうとわかりやす。
■低回転は良くも悪くもディーゼルっぽい
車外でアイドリング時の音を確認した後に、早速車へと乗り込む。エンジンがかかった状態でドアを閉めるとそれなりにカリカリと言う音が社内へと入ってくる。しかし、その音はごく小さなもので、音楽でもかけていたらわからないレベルでまったく気にならない。心配していた振動も、ガソリン車と大きく変わらない。
駐車場から、アクセルを開けながら道路へと出て車を加速させる。この時はさすがに「あ...ディーゼルだな」と言う音がする。しかし、これも昔のディーゼル車では想像もできないくらい静か。言われてみればカリカリと音がするなーというレベルだが、気にすると気になってしまう。しかし、音楽でもかけながら乗っていればさほど気にならないだろう。さすがに無音状態で加速させるとその音は大きく感じる。
でも、その音のマイナス面を考慮しても有り余るくらいに素晴らしい加速を見せる。これが本当に2Lのエンジンなのか？と思わされるトルクフルな加速。そして、アクセルを踏み込むと、2000回転を超えたくらいからは、ディーゼルだと言うことがわからないくらいスムーズに回るし、音もまるでガソリン車である。ガソリン車に比べれば、当然一気にエンジンが回る気持ちよさは半減しているが、タコメーターが6000回転までしか表示されていないおかげで、針がグングン動いてエンジンがビュンビュン回っている様な錯覚も与えてくれる。
■燃費は驚きのリッター20キロ
「ところで、実燃費はどのくらい？」と聞いてみると、先日約200キロ程度の道のりを、ほぼ高速道路だけで走ったがリッター20キロくらいだったと驚きの回答が...。嘘だろ？と思って家に帰りついてから燃費情報をWebで調べてみると本当らしい。ちなみに街乗りでの燃費は13～15キロ程度だと言うこと。ハイブリッドでもないし、燃料代がガソリンより安いことを考えると、大満足な数字だと思う。価格もガソリン車と比べると20万円違うが、減税のおかげで大きな差がなく購入できる。
■残念なのは始動時と街乗り
筆者が一番気になったのは、エンジン始動時の振動。ディーゼルだから仕方がないと思っていてもその振動は気になる。アイドリングストップ機能が付いているため、始動は頻繁に繰り返される。アイドリングストップからの再始動は実に反応が早い。しかし、始動時の振動は本当に大きくかなり気になる。
加えて残念なのが、多少混雑した道路で、アクセルの踏み戻しを頻繁に行わなければならない道路状況の時はどうしても「カリカリ」と言うディーゼル特有の音が気になってしまう。一定速度で巡航できる道路が少ない都心などではどうしてもディーゼルであることを認識しなくてはならない。
総合的に見ると、本当にBMWのディーゼルは素晴らしいと思う。ハイブリッド・EV・第3のエコカーに続いてディーゼルと言う選択肢が広がることは、購入者側にとっては非常に頭を悩ませる原因となるが、悩みながら決める事も一つの楽しみだと思う。それぞれの特徴を把握しながら、自分のライフスタイルに合わせた車を選ぶ。車好きにとってはいい時代が来たのかもしれない！
popo柿澤の独り言
いつもの質問。「お前は買うのか？」に対する回答は...「400万円以下なら即決でした！」やっぱりちょいと高すぎるよねー。ミドルクラスのセダンですから...車は本当に良かったと思う。家の小さな車庫にも入るし、日本で乗るには大きさもちょうどいい。トランクもHVみたいに狭くないし、車内も思ったよりも広い。デザインは前のモデルの方がやっぱり好きだなーと、思いつつも最近見慣れてきて悪くない感じだし。障壁は価格だけです。
