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デスクワーカーの職業病、肩こり首こりへの対策を考える
»2012年3月28日
本当は面白い、BtoBソフトウェアベンダー生活記
デスクワーカーの職業病、肩こり首こりへの対策を考える
コラボリズム株式会社 代表取締役で文系プログラマー。超朝型へのスイッチで、仕事と家庭の両立を目指す二児の父。
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僕は、けっこうストレス耐性が強い方だと思ってはいますが、大量の仕事に追われている時は、てきめんに首と肩がおかしくなってきます。強い肩こりが出て、首から肩にかけての筋肉のスジが張って来るのです。
そんな時は、車をバックさせるためハンドル片手に後ろを振り向いただけで、首が寝違えのようにビキッとなったりします。(しばし悶絶...)
肩こりの原因というのは、よく、同じ体制をとる時間が長いから、悪い血が溜まって起こると言われます。眼が疲れると肩こりになる、とも言われます。
しかし、僕が常々思っているのは、「肩こりってストレスから来るのではないかなあ」という事です。忙しさに気持ちが負けそうになるのをこらえると、代わりにそれが胃に来たり、ある人は腰に来たり、僕のようなものは肩や首に来るという感じで、個人的には モニタ にずっと向かっている時よりも、何か重要なイベントを控えている時(=ストレスの高い時)の方が、肩や首がおかしくなる割合が高いように思える。
実際、腰痛はストレスが原因とする「TMS(緊張性筋炎症候群)* 」という理論もあったりしますし、人間の身体というのは世の中で言われている理屈通りで無い事もあると思うのです。
そんな訳で最近僕は、肩をむやみにもんだり、たたいたりするのをやめてみました。
そもそも肩をたたくというのは、悪い血が溜まっているから叩いて散らすという理屈ですが、筋肉の炎症が原因だとすれば叩いたりもんだりする事で症状が悪化する可能性もありますし、肩を揉むという行為には、刺激をどんどんエスカレートさせないと満足できなくなる常習性とか依存性がある気すらするので、前からちょっと嫌だったのです。
そして揉む代わりに、肩のストレッチとか、スーッとする目薬をさしてリフレッシュとか、肩を温めてみるとか、ごまかしごまかし、ストレスのかかるイベントが終わるまでやり過ごすようにします。するとまあどうでしょう。昔は揉んでも叩いても治らず、吐き気がするほど悪化し慢性化していた肩こりが、ずいぶんと楽になったではないですか。
でも、それでスキッと全て肩こりが無くなるわけではなくて、今でもストレスのかかるイベントの前はしんどいのですが。でも、絶望的に治しようの無い職業病だと思うと我慢できない肩こりも、終わりがあると思うと「今はこういう時期だから仕方が無い」と思って、なんとかやり過ごせるようになるものです。
人間の身体というのは、本当に不思議だと思います。
肩や腰がしんどくてワラにもすがる思いの人は、試してみてもいいかも知れません。
* 参考:TMS理論について 個人的には怒りや抑圧から目を逸らすために痛みを生み出すというのは、正直、ほんまかいな?と思いますが。原因はともかくとしてストレスが肉体の障害を起こしうるというのは、考慮すべき事ではないかと思いますし、それを頼りに肩をむやみに触らないようにするのは、いい事だと考えています。