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未来の仕事スキル2020年版
当ブログ「未来の人事を見てみよう」は、2015年4月6日から新しいURL「http://blogs.itmedia.co.jp/creiajp/」 に移動しました。引き続きご愛読ください。
クレイア・コンサルティングの調です。こんにちは。
本日のエントリはfistful of talentより。興味深い研究が紹介されています。
2012 Predictions? Easy. How about 2020 Instead?
2012年の予測? そりゃ簡単だ。でも2020年はどうだろう?
fistful of talentは人事の有識者が寄稿するサイトで、海外人事系サイトの中でも個人的におススメのサイトです。
最新のエントリはOracleのタレント人材開発のリーダー、Steve Boese氏。年の瀬も押し迫ってきた昨今、あちこちのサイトで2012年の予測記事が溢れており、このサイトもタレント人材についての2012年予測を聞きたい人が多いのだろう、と言いつつ、
I will sum all the 'predictions' articles up in one sentence for you. Ready? Here it is: In 2012, social networking, mobile technology, and an abundance of data about business and talent will be the big themes for the year.
そこで多くの"予測"について、あなたのために1文でまとめてあげよう。いいかい?要は、2012年には、ソーシャルネットワーク、モバイルテクノロジー、ビジネスやタレント人材についての大量のデータ(ビッグデータ)などが大きなテーマになるだろう。
そして、
There, pretty simple right? And kind of no help either.
シンプルだろ? そして何の助けにもなってないはずだ。
と続きます(笑)。その理由は2つ。2012年の予測の85%はだいたい同じなため、それに関わることをやっても競争優位を築けないこと。もう1つは大して有益な行動には繋がらないこと、例えば、モバイルテクノロジーが伸びるから、経理のスージーがプリンタに行くのは39回になるだろう、的な、と語っています。
そこで、Boese氏が提案するのが、
So instead of a lame and derivative take on 2012, how about a (hopefully) slightly less lame and more distinctive look farther out, let's say 2020?
いまいちで模倣したような2012年の予測をする代わりに、(願わくば)ちょっとマシでより特長のある長期的な予測、例えば2020年なんかはどうだろう?
ということで紹介されているのが、(私も初めて耳にしたのですが)Institute For The Futureという40年ほど未来予測を手掛けているNPOのレポート。
Future Work Skills 2020
未来の仕事スキル2020
詳細は英語の本文(pdfでダウンロード可能)を参照いただきたいのですが、簡単に、サマリのマップと、主要ドライバをご紹介します。
※ドライバとは、仕事の風景を破壊的に一変させるシフト(disruptive shifts taht will reshape the workforce landscape)
以下のキーワードに興味を持たれた方は、是非深堀りをしていっていただければ。(というより、別の回で詳細版を紹介しましょうかね。。)
Driver(ドライバ)
- extreme longevity(非常な長寿)
Increasing global lifespans change the nature of careers and learning
世界的な長寿の進展がキャリアや学習の性質を変えていく
- rise of smart machines and systems(賢い機械とシステムの台頭)
Workplace automation nudges human workers out of rote, repetitive tasks
オフィスでの自動化が人間を機械的で繰り返しのタスクから遠ざけていく
- computational world(コンピュータに囲まれた世界)
Massive increases in sensors and processing power make the world a programmable system
センサーや処理能力が格段に増加することで世界がプログラミング可能なシステムへと変貌する
- new media ecology(新たなメディアの生態系)
New communication tools require new media literacies beyond text
新しいコミュニケーションツールがテキストを越えた新奇のメディアリテラシを要求する
- superstructed organizations(広範に構造化された組織)
Social technologies drive new forms of production and value creation
ソーシャルテクノロジが生産と価値創造において新たな様式を生み出していく
- globally connected world(グローバルにつながった世界)
Increased global interconnectivity puts diversity and adaptability at the center of organizational operations
世界的な相互接続により、多様性や順応性が組織オペレーションの中心になっていく
主要スキル
- Sense-Making (意味づけ)
- Novel and Adaptive Thinking (新奇かつ適応性のある思考)
- Trans-disciplinarity (学際的)
- Social Intelligence (ソーシャルな知性)
- New Media Literacy (新たなメディアのリテラシ)
- Computational Thinking (計算論的思考)
- Cognitive Load Management (認知的負荷のマネジメント)
- Design Mindset (デザインに関するマインドセット)
- Cross Cultural Competency (異文化に関するコンピテンシー)
- Virtual Collaboration (バーチャルコラボレーション)
なんだか大変そう、ですけどちょっとワクワクしますね。。。楽しんで学んでいきましょう!
お読みいただきありがとうございました。
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