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こんな人がいたらすぐ採用すべき、という抜群の逸材が持つ7つの資質
»2012年1月18日
未来の人事を見てみよう
こんな人がいたらすぐ採用すべき、という抜群の逸材が持つ7つの資質
人事・組織領域を専門とする経営コンサルティングファーム、クレイア・コンサルティングの広報・マーケティングチームです。
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クレイア・コンサルティングの調です。こんにちは。本来は別のネタを用意していたのですが、昨日のより面白かったので、本日も引き続き採用に関する話題を。当社の業務内容には採用支援は記載されていないので、ビジネス上取り上げてもあまり意味がなかったりはしますが(ということはなく、実際にはご支援しています(笑))、興味深い内容だったので、ご紹介します。
7 Must-Have Qualities to Look for in Employees
社員に見出すべき7つの必携資質
http://www.inc.com/jeff-haden/7-must-have-qualities-to-look-for-in-employees.html
社員に見出すべき7つの必携資質
http://www.inc.com/jeff-haden/7-must-have-qualities-to-look-for-in-employees.html
出典はInc. Magazine。Managing Creativityという中のHiringに関する記事であり、Inc. Magazineが対象にしているのがスタートアップやベンチャー企業になるので、それを前提としながらも、大企業においてもこのような視点で新卒/中途採用を行えば、もっと企業風土改革などが進めやすくなるんじゃないか、と思ったりもします。とはいえ、そういうある種野心的な人がそもそも受けにくるかどうか、という企業ブランドイメージの問題はあります。チャレンジ精神のない安定志向の人ばかり受けに来て困る、というお話もよく伺います。
さて、書いているのはJeff Haden氏。特に小さな企業にとって、採用は死活問題だ、と言います。
No. 300 turns out to be a disaster, the impact on the business is relatively small and often confined to a small group of staff.
When employee No. 3 turns out to be a disaster, everyone--and everything--suffers.
3人の企業と300人の企業では、そこで失敗することのインパクトは大きく違います。でも意識は本当は同じであるべきです。
そして、採用を厳密にやるには何より、
That's why attitude is everything. You can teach skills, but it's nearly impossible to teach and instill enthusiasm, teamwork and independence (great employees have both), and motivation.
attitude(ここでは態度というよりも物事に対する考え方のほうですね)が全てだ、ということです。スキル/技術は学べても、熱狂することや、チームワークと独立性(優れた人は両方持ってる)、モチベーションなどを教えて身につけさせることはほとんど不可能だと。
ということで、小企業における優秀な社員が持っている特質が7つ取り上げられています。詳細は是非原文を。短めで読みやすいです。
Can come across a little different.
良い意味で変わっている(印象を与える)人、というところ。
who isn't afraid to stand out or stretch boundaries
という表現が説明に入っていますが、意見を主張したり既成の枠にとらわれることを恐れない人は採用する側にもいい影響を与える、と。
May lack polish but overflow with personality.
そもそも、洗練された感じがおそらくしない、と書かれているところが面白いのですが、その人のパーソナリティが溢れ出てる人。結局のところ、"Like!"が全て。お客様にも仲間にも好意を持たれてなんぼ。採用する側からしても、地を出してくれたほうが、その人の価値観や企業文化とのマッチングが見やすく、将来を考えるとお互いに有用だと思います。
Think, "I'll do whatever you need. It's all 8 hours to me."
これはHaden氏の個人的な体験から来ているそうです。床に液体をぶちまけた時に、社員に片す(関東の方言を使ってみました)ように言ったところ、上記の回答が返ってきたとのこと。いい意味で与えられた時間にやるべき仕事をしようという姿勢の表れ、ということですね。このあたりに悩まれる新卒教育担当の人も多いかもしれません(笑)。
Great employees are more concerned with overall objectives and goals than their individual duties.
仕事の専門性から言えばたぶん大企業のほうが上のケースも結構多く、ベンチャーでは細かな下働きを若手にさせるケースも多くあります。でもそういう業務をいかに効率的かつクリエイティブにこなすかがその後の成長を決める部分も多々ありますよね。
Possess one outstanding skill.
一つだけでいい、と。いろいろやるべきことはあるけれども。足りない部分はアウトソースで、社内調達(in-sourcing)すべき部分を見極めて。
Aren't concerned with job descriptions or organizational structures.
大企業だと難しい部分もあるかもしれませんが。ベンチャーは決まっていないことが多々あり、流動的です。私もマザーズ上場企業にいましたが、2年ちょっとの間に2回職種が変わりました。そして今はマーケティングという新たな職種にチャレンジ中(年齢としては完全に中堅ですが)。
Employees are paid to work, not hold a position. (If you don't feel there's a difference you haven't run a small business.)
"働くために給料を払われている"ことと、"役職を全うする"こととの違いがわからない人は、おそらく小企業を経営したことが無い人だ、という上記コメントが秀逸(私も経営したことは無いですが(汗))。
Want to learn and take over.
保身や居心地の良さのため、異動してもそれまで手持ちしていた仕事を離さない社員がいる、なんて話を以前採用の際に聞いたことがあります。その会社は一部上場企業で、かつそんなことを経営幹部の方がしていたそうですが(当社クライアントではありません念のため)。特に小企業においてはマネジメントしにくくてもどんどん仕事を奪っていってくれる人のほうが最終的にはペイする、というところ。
Asked you for a job.
採用面接などの際に、そもそも自社が抱えている課題を(不躾にではなく低姿勢でありながら)指摘し、それに対する解決策を提示するような応募者に会ったことはあるでしょうか?(私はないなぁ。企画書までは用意せずとも応募時にズケズケと面接で言ったことはありますが) もしそれが求めるレベルをクリアしているのであれば、即刻真剣に採用を検討すべき、と言います。英文の例がわかりやすくておススメです。
とかなんとか御託を並べるのは簡単なのですが、実際の採用は結構難しいですね。経験と知識を積み重ねて、勝率をアップさせていきたいものです。
お読みいただきありがとうございます!
~
昨日のエントリの末尾でご紹介した弊社のパート・アルバイト採用ですが、イメージとしては、以前正社員などでバリバリに働いていて、結婚・育児やその他家庭の事情でしばらく休まれてて、復帰したいけどフルタイムは無理、みたいな方が最適なんじゃないかと思っています。
今日のどこかのタイミングで掲載内容がちょっと変わる旨聞いていますので、今日の遅く~明日あたりに例えば以下のリンクあたりから確認いただけるといいかもです。
(ちゃんと表示されるかいまいち不安ですが。今はまだ古い求人内容ですね。あまりに高いスペックを出しすぎた、という反省から、やや軽めの業務内容で出し直しており、本日ハローワークで更新予定。)
あ、2012年の新卒も!(4月じゃなく途中月の入社でも大丈夫です。やる気とポテンシャルさえあれば。)