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「自力で学ぶ」だけでは進まないときがある
技術屋のためのドキュメント相談所
「自力で学ぶ」だけでは進まないときがある
IT技術者経験をバックグラウンドに、技術系の専門的な情報を「分かりやすく書く」スキルの指導を得意とするドキュメント・コンサルタント。技術者向け文書作成研修経験多数。
当ブログ「技術屋のためのドキュメント相談所」は、2015年4月6日から新しいURL「http://blogs.itmedia.co.jp/doc-consul/」 に移動しました。引き続きご愛読ください。
7月31日に開催した、「「明解ライティングのための6つの習慣」ワークショップ」に参加された方のアンケートを見ていて少々思うことがありましたので、今日はその話など。
アンケート中の「文書を書くスキルの向上のために意識していることがあればチェックしてください」という質問についての回答はこうでした。(「(3)」などのカッコ内の数字が「はい」の数。回答数4人)。
- (3) 一文を短く書く
- (1) 専門用語を使いすぎない
- (2) 数行ごとに分けて見出しをつける
- (4) できるだけ箇条書きを使う
- (0) 書くのが上手な人に添削してもらう
- (0) 上手に書かれたものを読んで構成を学ぶ
- (0) 業務外でも意識的に文書を書く機会を増やしている
- (0) その他
■「自分で出来る努力」 はしているけれど・・・・
目立つのが、前半4つにはそこそこ「はい」がついているのに、後半4つがゼロであること。特に気になるのが、「書くのが上手な人に添削してもらう」 「上手に書かれたものを読んで構成を学ぶ」 がゼロであることです。
つまり、身近な場所(職場の同僚や上司)には相談できる相手がいない、ということですね。
「一文を短く書く」 や 「できるだけ箇条書きを使う」 という努力は自分1人で出来るので、そこは意識してやっていても、それだけだと1人ではなかなか進まない部分については限界があります。
「1人ではなかなか進まない部分」 というのはたとえばアサーションとエビデンスを読み取れますか? で書いたことがその一例。こういうのはよくある典型的なパターンで、人に教えてもらえばすぐわかるのですが、自力でゼロから気がつくのは難しいものなのです。
まあ、そうだろうなと予想はしていました。だからこそ「1年間無料相談特典」をつけたのでした。
人は自分が「困った」ときに、「手がかり」を見つけて「集中」して考えることで、自ら「発見」をし、新しい技を獲得して成長していくものです。
問題はその「手がかり」を普通は職場の先輩から教えてもらえるのに、「書く」ことについてはそれができない職場があるということ。自分の職場に「書く」ことについて相談できる人がいない場合は、職場外で探しましょう。そのために私は8月5日に予定している「開米のドキュメント道場 第3回」でも1年間の無料相談特典をつけています。
残席まだございますので、この機会にどうぞご参加ください。
→ 開米のドキュメント道場、リアル開催(第3回) 8/5 のお知らせ
なお、今後の自主開催セミナーでも無料相談特典はつけますが、期間は短縮する予定です。
(以下は7/31の「明解ライティングのための6つの習慣」へいただいた感想です)
(N・Sさん)
(S・Hさん)
(K・Mさん)
(T・Tさん)