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複数あるものをまとめて一言にしよう

複数あるものをまとめて一言にしよう

開米 瑞浩

IT技術者経験をバックグラウンドに、技術系の専門的な情報を「分かりやすく書く」スキルの指導を得意とするドキュメント・コンサルタント。技術者向け文書作成研修経験多数。

当ブログ「技術屋のためのドキュメント相談所」は、2015年4月6日から新しいURL「​http://blogs.itmedia.co.jp/doc-consul/」 に移動しました。引き続きご愛読ください。


技術屋のためのドキュメント相談所・所長の開米です。

前号の続きです。

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↑この図のBの部分、A群とC群をつなぐ部分に何を書くか? ですが、結論としてはこうすると良いでしょう。

2014-0820-1.PNG

「温暖化の進展」「生物多様性の喪失」「資源の枯渇」はいずれも「自然の循環機能と持続性の喪失」であると理解することができ、それがC群にあるようなさまざまな問題を引き起こす、ということです。

このように「複数あるものをまとめて一言にする」のは、特にプレゼンをするときには効果的で、その一言を印象づけやすく、記憶に残りわかりやすいという評価を得やすくなります。

厳密に言うとこれで十分というわけではなく、他にも色々と手を加えたいところはあるのですが、ひとまずこうした「複数あるものをまとめて一言にする」ことの効果についてご理解ください。ここに気をつけるだけでグッとよくなる資料が世の中には多数あります。

そして、次の質問です。

実は「カテゴリ~サンプル」関係での「カテゴリ」も、その「複数あるものをまとめて一言に」したものと言えます。ということは、この図で言うと

(1) 地球をとりまく環境問題
(2) 自然の循環機能と持続性の喪失

の2つはいずれもA群の情報をまとめて一言にしたものなのですが、より印象に残るのは(2)のほうです。それはなぜでしょうか?


→次回へ続く

質問がありましたら、twitter, facebook, メール等で私宛にお尋ねください。
(たとえば今回の例について自分で書いてみたものを開米にお送りいただければ、喜んでコメントを書きます)
→ 開米へのお問い合わせ先
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