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自然が遊び友達~180度人生観を変えてみれば

自然が遊び友達~180度人生観を変えてみれば

吉田 憲人

会社員から経営者になって「生かされている人生」を今という視点で味わっている。51歳で独立。好きな事をやって夢を実現している過程。一度しかない人生を悔いのないように生きたい!

当ブログ「51歳からの起業:困っている会社員と起業家へのメッセージ」は、2015年4月6日から新しいURL「​http://blogs.itmedia.co.jp/goyat/」 に移動しました。引き続きご愛読ください。



十勝帯広にある帯広畜産大学の依頼で「インターネットビジネスの現状」について話をしてきた。

黒々とした大地の肌が見えていた。この土地ならば美味しい野菜や穀物が取れるという理由が見てわかる。

自給率が1000倍。食べることでは、心配ない土地柄だ。でも、人口は減少してきている。新しい仕事やビジネスもあまり生れていない。年収も都会と比較するとかなり低い。初任給が15万円ぐらいが平均ではないか。

都会の便利な生活、刺激、人生を楽しむ選択の多さから見ると特別なこだわりがないと帯広では生活が出来ない。特に都会で生まれ育った人は。

しかし、

人間として最低の生活を維持するための食物が安く豊富に手に入るメリットは、大きい。自然の中で生活を楽しめる人は、帯広での人生が幸せをもたらすかも知れない。

冬は、マイナス30度。雪に覆われる。自然の厳しさの中で自分の生き方をじっくり考える時間が与えられる。自然と向き合う時間がある。本来の人間の姿かもしれない。

都会は、人間が創りだした世界。人工的に作られた環境が私たちの時間を奪っていく。黙っていても、目をつぶっていても人為的に私たちの気を誘惑する。一方、帯広は自然の中に人間社会がポツンとある。そのため人為的な誘惑は非常に限られている。

自然が遊び場になり遊び友達となる。

こんな土地に希望と夢をいだいて移住する若い人達がいる。農業に自分たちの将来をかけた人たちだ。自然と闘いながら(エゾ鹿やクマ、雑草など)一生懸命に自分たちの夢を追い求めていた。

その情熱が帯広でお会いした人たちから感じられた。こんな人生の過ごし方もオプションとしてあるという事実だ。

インターネットビジネスで基盤を作れば、夏は帯広で仕事をして冬は横浜で仕事をするということができてしまう。

そんな可能性を今回の講演の機会で抱くことができた。