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なぜ、中小企業や団体がJoomla(ジュームラ)CMSを採用しているのか?
51歳からの起業:困っている会社員と起業家へのメッセージ
なぜ、中小企業や団体がJoomla(ジュームラ)CMSを採用しているのか?
会社員から経営者になって「生かされている人生」を今という視点で味わっている。51歳で独立。好きな事をやって夢を実現している過程。一度しかない人生を悔いのないように生きたい!
当ブログ「51歳からの起業:困っている会社員と起業家へのメッセージ」は、2015年4月6日から新しいURL「http://blogs.itmedia.co.jp/goyat/」 に移動しました。引き続きご愛読ください。
オープンソースCMS(コンテンツ管理システム)でグローバルスタンダードのJoomlaは、知られていない中小企業で採用されている。
■なぜ、Joomlaを導入しているのか?
1.一般受けが良いシステム操作管理画面である
Joomlaのシステム操作画面は、直感的にどのメニューを触れば何が出来るかが分かる。新しいページを作成したければ、「記事を書く」というメニューを開けば良い。書いた記事の修正をする場合は、「記事管理」を開くことで作成したページを探せる。
パッと見てパッと分かる。それが、Joomlaのシステム操作画面である。
2.インストール時に必要な機能が全て提供される
Joomlaサイトを運営する上で必要な機能が最初から提供されているため、その機能を探して設定すれば良い。
例えば、お問い合わせフォームや会員のみが閲覧できるページやメニュー設定などが有る。サイト内検索機能もあるのでどのようなキーワードでサイト内検索をしているかも分かる。
使い勝手が良い機能にカスタムHTMLモジュール機能が有る。カスタムHTML機能は、サイトのどの位置にでもテキストメッセージやバナーなどを表示できる。
ページ作成をするような感じでモジュールとして何処にでも任意に設定できるのが良い。
最新のお知らせ機能は、どの会社ホームページでも有るのだが、Joomlaの場合はいくつでもこの機能をコピーして違ったメニューで違ったお知らせを独立して設定できるのがすごい。
トップページ用の最新お知らせリスト、メニューAの最新お知らせリスト、メニューBの最新お知らせリストなど好きなだけ設定ができる。
必要に応じてすぐに使える機能が埋もれているので拡張性がある。もし、システムが提供できなければ、8000以上の拡張モジュールから選んで管理画面よりインストールすることができる。
3.スマートフォン、タブレットに標準で自動対応
Joomla 3バージョンからレスポンシブデザインでサイト構築が標準で出来るようになっている。レスポンシブデザインであれば、スマートフォン、タブレット、PCで画面表示が自動調整される。
つまり、
マルチディバイスに自動対応する。スマートフォン専用のサイト制作をする必要がない。PC用途に書いたページが自動的にスマートフォンやタブレットに最適化される。
普通のホームページでは、別途ホームページ制作会社にお金を支払ってスマートフォンやタブレットに最適化する作業が発生する。
Joomlaであれば、そのコストと作業時間がいらない。作成したページは、自動的にスマートフォン、タブレット、PCに対して最適化される。SEO対策でも問題を起こさない。URLが一つで表示されるためである。
4.多言語対応機能が標準で提供される
2020年開催の東京オリンピックに向けて多くの観光客が日本にやって来る。観光ビジネスだけでなく、海外市場開拓においても色々なチャンスが舞い込んでくる。海外からのアクセスが日本に向けて多く発生するからである。
ただ、
ホームページが日本語だけである場合は、機会損失が生まれる。
少なくとも英語で検索する場合がほとんどであるため、ホームページがバイリンガルサイト(日本語と英語)である必要がある。理想的には、多言語対応のサイトであればなお良い。
日本を訪問する外国人は、事前に英語で情報を探す。ヒットした英語のページで行きたい場所を決める。海外からの訪問客と何らかのビジネスをしたい会社や団体は、このニーズに答える必要がある。
Joomlaは、インストールの時点で多言語対応の設定が出来る。
ページのコンテンツは、事前に翻訳されている必要があるが、システムで表示するテキストは自動的に各国の言語になる。典型的な例は、お問い合わせフォームである。設定した言語で自動的にお問い合わせフォームの項目テキストが変更される。
新しく言語を追加するのも簡単である。
最初は、日本語と英語のバイリンガルサイトで情報を発信して、後から中国語や韓国語で情報を発信できるように設定が出来る。
コンテンツページの翻訳を除く設定作業時間は、30分以内で終わる。もし、途中で特定言語を非表示にしたければ、数分で設定が出来る。
5.インターネットとイントラネットが兼用できるホームページシステム
Joomlaには、標準で会員制機能がある。この機能を使えば、インターネットと社内イントラネットのホームページを構築出来る。
社員が会社ホームページでログインすれば、サイトイメージもメニューも記事内容も全て社員専用になる。ログイン出来ない一般ユーザーは、外向けのホームページとメニューが表示される。
セキュリティーの面で心配な場合、Googleの2段階認証機能が標準で提供されるのでIDやパスワードが取られても問題は発生しない。
一つのJoomlaで2つの用途の独立したホームページを構築できるため非常にお得である。
ここで紹介したJoomlaの特徴は、ほんの一部である。必要の応じてこんなことも出来る、あんなことも出来るというようになる。
ただし、
Joomlaは汎用CMSであるので特定用途だけに特化したアプリケーションサイトにできない。
では、実際どのような団体や中小企業がJoomlaを採用しているのだろうか。
■Joomlaを使っている団体や中小企業
一般ユーザーが、Joomlaを採用している中小企業や団体のサイトを探すのは、ちょっと難しい。一目でこのサイトはJoomlaで構築されていると認識できない。
Joomlaのシステム構造を理解しているユーザーであれば、Joomlaの特徴から判断できる。私が調べて見つけたサイトを参考までにリストしたい。
- 公益財団法人ロータリー日本財団
- astah*(アスター)製品の公式サイト
- 中学受験 高校受験パスナビ(旺文社)
- 株式会社 映広
- 株式会社東京ボウズ
- 長野県須坂商工会議所青年部
- 株式会社 青戸金属
- 公益社団法人かながわ福祉サービス振興会
- (株)加工技術研究会
- Fullmiere(株式会社ACCESS)
- 名桜大学
- 春日部市豊野工業団地協同組合
こんな感じである。使われているJoomlaのバージョンも1.5系から2.5系まである。
現在は、Joomla 3系が最新版であるのでこれからJoomla 3系サイトが増えてくる。
簡単にJoomla 3系バージョンの会社ホームページを自分で構築したいならば、こちらのページを参考にしてほしい。
http://www.joomlajp.org/joomla-overview/joomla-site-making.html
出来る方は出来ると思う。出来ない方は、当社までサイト構築をご依頼下さい。このページのようなサイトならば、30万から40万円で3日以内にサイト構築できる。