自分の人生や考え方とまったく違った世界に入って自己主張をすると猛反対の意見が雷のように振ってくる。異分子が入ってきたという印象だろう。特定グループで研究会や勉強会をやっていると異分子を排除する傾向になる。

会社も同じだろう。

ただ、ダイバーシティーを要求される変化の激しい時代では、雑多な考えを持った人材が多くいると面白いサービスや製品が生まれる。昔のソニーはそうであった。

これから違った世界、違った生活観、違った価値観を持った海外の人たちが日本にやってくる。この流れは、避けることが出来ないだろう。メルティングポットの序曲として横に座った人が中国からの留学生だったりする。

自分で食べて行くには、自分の世界と市場を自分の手で足で作って行く必要がある。海外からの留学生や研修生、労働者も自分が日本で生きていくための世界を作らざるを得ない。

足を踏み込むべきでない世界とわからずに踏み込む人も多くいるだろう。でも、踏み込んでみないとわからない世界がそこにある。新しい発見と驚きがその世界に住む住民からいただける。

今まで味わったことがない新鮮さがあるかもしれない。見えなかった部分がその住民から教えてもらうこともあるかもしれない。