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1杯のコーヒーが教えるビジネスの本質(定年退職者必読!)
51歳からの起業:困っている会社員と起業家へのメッセージ
1杯のコーヒーが教えるビジネスの本質(定年退職者必読!)
会社員から経営者になって「生かされている人生」を今という視点で味わっている。51歳で独立。好きな事をやって夢を実現している過程。一度しかない人生を悔いのないように生きたい!
当ブログ「51歳からの起業:困っている会社員と起業家へのメッセージ」は、2015年4月6日から新しいURL「http://blogs.itmedia.co.jp/goyat/」 に移動しました。引き続きご愛読ください。
ノマドの生活を9年以上続けている私。スターバックスでコーヒーを飲みながらインターネットにアクセスしJoomla CMSでサイト構築とシステム保守をしている。スターバックスは、私にとって仕事場でありコーヒーを飲みながら人生を味う場でもある。
多くの会社員は、60歳を境に新しい生活設計に悩む。年金だけでは生活が成り立たない。そんな現在を憂いながら生活を維持するために新しい仕事場を探す、または、シニア起業を考える。最初の1年間は退職金で経済的な不安をあまり感じない。
自宅に居づらくなってカフェで本を読みながら時間を過ごす人が多い。そんなシニアを多くスターバックスで見かける。
最近頂いた本がある。戦略は「1杯のコーヒーから学べ」。著者は、永井孝尚氏である。
ビジネスを1杯のコーヒーの視点から描いている。硬いマーケティング理論ではなく、柔らかいフィクション物語で一つのメッセージを伝えようとしている。
2,3時間で軽く読める本である。
新規事業や起業を考えている会社や人たちにとって羅針盤になる物事の本質を説明している。定年退職者だけでなく、これから新しい人生を始めようとしている人に参考になる。
"戦略は「1杯のコーヒーから学べ」"を読み終わって、色々な事が頭に浮かんで来た。
例えば、
- 合理化と効率化という名前でリストラをしてきたソニーがなぜ未だに回復できない理由が想像できる。
- 新しい事業を起こす会社には変人奇人が生きられる社風がある。ユニークな発想は凡人の頭から生まれない。昔のソニーには各事業部に変人奇人が大勢生息できる寛容な社風があり、ユニークな発想の製品を生み出していた。
- スターバックスがなぜこんなに広まったのか。コーヒーだけでなくお客との対話とゆっくりさせる雰囲気が今までにない新しい居場所を提供している。
私がなぜスターバックスをオフィスとして使っているか?
- コーヒーがゆっくりと味わえる店舗である。
- 禁煙である。
- 何時間いても追い出されない。
- WiFi環境があり、電源供給のコンセントがある。
- スタッフが話しかけてコミュニケーションを取ってくれる。
100%満足とはいえないが、必要十分条件を満たしている。
コーヒーという商品を取り扱うビジネスの裏側に色々なドラマがあることが"戦略は「1杯のコーヒーから学べ」"で読み取れる。
この本では、自社の強みを明確に絞り込むことから全てのマーケティング活動が展開される。でも、最も重要な要素は、それを実行する人材の情熱と強い思いである。この要素が欠けているとどんなに素晴らしいマーケティングプランであっても失敗する。
ビジネスの成功は、才能ではなく強い意志によると言われる所以だ。
新規ビジネスを上手く軌道に乗せるには、情熱と強い思いを共感する人材を集められるかどかにかかっている。
この本には、あなたに伝えたい一つのメッセージがある。是非、そのメッセージを実際のビジネスに応用して頂きたい。