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年収の2倍を支払えば社員を自由に解雇できる!?
»2013年3月19日
51歳からの起業:困っている会社員と起業家へのメッセージ
年収の2倍を支払えば社員を自由に解雇できる!?
会社員から経営者になって「生かされている人生」を今という視点で味わっている。51歳で独立。好きな事をやって夢を実現している過程。一度しかない人生を悔いのないように生きたい!
当ブログ「51歳からの起業:困っている会社員と起業家へのメッセージ」は、2015年4月6日から新しいURL「http://blogs.itmedia.co.jp/goyat/」 に移動しました。引き続きご愛読ください。
私は、会社を経営している経営者だが、日本をお金を支払えば経営者が自由に社員を解雇できると言う社会にしたくない!米国では、お金も支払わずに即解雇される厳しい社会だが・・・・。それは米国の風土と生活習慣の上で成り立っている仕組みだ。
日本の社会構造と労働意識は米国と同じではない!
経営者の立場で雇用している社員を見るともっと真剣に働いてくれよ!そんな所で休憩ばかり取っているなよ!売り上げを伸ばさないで給与やボーナスばかり上げろ、上げろと要求するなよ!
こんな事を感じている経営者が多いはずだ。
雇用する立場の人の精神状態と雇用される人の精神状態は違う。会社にぶら下がって生活している社員は、危機意識が薄い。会社がなんとかしてくれるだろうから・・・とか、いざとなったら転職するから・・・・とか。自分中心で社会が回っているかのように思っているかもしれない。
600万円以上の年収を支払っている中高年の社員を解雇して300万円の年収で新入社員を2人雇用したほうが労働生産性が高まると思っている経営者が大勢いる。
しかし、
簡単に社員を解雇できないのが現状である。お金を支払えば、社員を自由に解雇できる社会になるとある年収になった途端、解雇になる可能性がある。長く雇用されたければ、低賃金で我慢しろということか。経営者にとってみると好都合な仕組みになる。
一見、経営者にとって好都合な仕組みに見えるのだが、本質はすごい危険な要素を含んでいる。
日本社会の強さは何処にあるのだろうか。私が思うのは、社員を家族のように思いチームワークで一致団結して同じ目標に向かっていく昔ながらの姿勢にあると思っている。どんな人間にも良い点がある。その良い点をチームワークの中で上手く発揮できるようにする仕組みが高度成長期の日本の会社にあった。
日本の労働環境は、米国の労働環境をお手本にしているかのように見える。最終的には、いつでも簡単に経営者は労働者を解雇できる社会が日本に生まれてしまうのではないか。
そんな危惧を感じている。
将来の雇用で安心が提供されていない会社は日本の風土(日本人の感じ方)に適しているのだろうか。遊牧民族の米国人と農耕民族の日本人とでは、何かが違うはずだ。
グローバル化が進んでいる。グローバル化が進むと海外から労働者がやって来る。純日本的な労働環境は、海外からの労働者に安心感を与えるはずだ。その魅力を維持しながら日本独自の労働環境を作れれば良いのだが。
これからは受身的な労働意識では自分で自分の安心を維持できなくなると私は思っている。労働環境は日増しに悪く厳しくなってきている。積極的に自己防衛が出来るような仕事の仕方をしないと強制的にリストラ対象にされて解雇されるレールに乗せられるだろう。
会社が雇用の保証をしないならば、自由に副業ができるように社員を開放すべきだろう。
それをしないで一方的にお金を支払えば自由に解雇ができるなんて言う法律が生まれたら、社会的な不安が増してくる。
あなたは、本当に年収の2倍を支払えば解雇されても良いと思っているのですか?
Goyat LLC, Yokohama, Japan
Norito H.Yoshida 吉田憲人
"Happiness is a perfume you can not pour on others
without getting a few drops on yourself."
幸福は香水のごときものである
人に振りかけると
自分に必ずかかる
日本の社会構造と労働意識は米国と同じではない!
経営者の立場で雇用している社員を見るともっと真剣に働いてくれよ!そんな所で休憩ばかり取っているなよ!売り上げを伸ばさないで給与やボーナスばかり上げろ、上げろと要求するなよ!
こんな事を感じている経営者が多いはずだ。
雇用する立場の人の精神状態と雇用される人の精神状態は違う。会社にぶら下がって生活している社員は、危機意識が薄い。会社がなんとかしてくれるだろうから・・・とか、いざとなったら転職するから・・・・とか。自分中心で社会が回っているかのように思っているかもしれない。
600万円以上の年収を支払っている中高年の社員を解雇して300万円の年収で新入社員を2人雇用したほうが労働生産性が高まると思っている経営者が大勢いる。
しかし、
簡単に社員を解雇できないのが現状である。お金を支払えば、社員を自由に解雇できる社会になるとある年収になった途端、解雇になる可能性がある。長く雇用されたければ、低賃金で我慢しろということか。経営者にとってみると好都合な仕組みになる。
一見、経営者にとって好都合な仕組みに見えるのだが、本質はすごい危険な要素を含んでいる。
日本社会の強さは何処にあるのだろうか。私が思うのは、社員を家族のように思いチームワークで一致団結して同じ目標に向かっていく昔ながらの姿勢にあると思っている。どんな人間にも良い点がある。その良い点をチームワークの中で上手く発揮できるようにする仕組みが高度成長期の日本の会社にあった。
日本の労働環境は、米国の労働環境をお手本にしているかのように見える。最終的には、いつでも簡単に経営者は労働者を解雇できる社会が日本に生まれてしまうのではないか。
そんな危惧を感じている。
将来の雇用で安心が提供されていない会社は日本の風土(日本人の感じ方)に適しているのだろうか。遊牧民族の米国人と農耕民族の日本人とでは、何かが違うはずだ。
グローバル化が進んでいる。グローバル化が進むと海外から労働者がやって来る。純日本的な労働環境は、海外からの労働者に安心感を与えるはずだ。その魅力を維持しながら日本独自の労働環境を作れれば良いのだが。
これからは受身的な労働意識では自分で自分の安心を維持できなくなると私は思っている。労働環境は日増しに悪く厳しくなってきている。積極的に自己防衛が出来るような仕事の仕方をしないと強制的にリストラ対象にされて解雇されるレールに乗せられるだろう。
会社が雇用の保証をしないならば、自由に副業ができるように社員を開放すべきだろう。
それをしないで一方的にお金を支払えば自由に解雇ができるなんて言う法律が生まれたら、社会的な不安が増してくる。
あなたは、本当に年収の2倍を支払えば解雇されても良いと思っているのですか?
Goyat LLC, Yokohama, Japan
Norito H.Yoshida 吉田憲人
"Happiness is a perfume you can not pour on others
without getting a few drops on yourself."
幸福は香水のごときものである
人に振りかけると
自分に必ずかかる