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新社会人にどんなメッセージを伝えますか?

新社会人にどんなメッセージを伝えますか?

原田 由美子

HRD(人材育成)サービスを提供するコンサルティング会社の代表です。

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横浜も桜がほころびはじめ、昨日までの空気とは少し変わり、穏やかで春らしい陽気となりました。そして今日は多くの新社会人が入社式を迎えています。厳しい就職環境、入社前の大震災を経て迎えた入社式。そんな彼らに各社のトップはどのようなメッセージを伝えているのでしょう?

"自分だったら、このような時期にどのようなメッセージを発信するだろう?"と考えながら、企業の経営者が過去に発信したメッセージに目を通していました。そうしたところ、今の私には次のメッセージにパワーを感じたのでご紹介します。

小林製薬 小林一雅会長の語録

「経営とは破壊である。利潤は革新に対する報酬である。」
――(第77期経営方針より)
破壊が創造につながる。その創造の報酬が利益となる。これは人についても同様で、有能な社員は自己否定できる人である。それが創造性を生み、自分の成長、人生の成功をもたらす。
「継続は悪、変化は善」
――(第74期経営方針より)
継続していること、永く続いていることが正しいとは限らない。敢えて継続していることは悪いことである、非効率であると割り切って、これを見直す活動を善としたい。
「ノミの実験」
固定概念を捨てるべきと強く認識させる話に"ノミの実験"という面白い話があります。ノミは体長2mmの小さな虫ですが、跳躍力が強く、ビーカーの中に何匹かノミを入れてもすぐに全てのノミが外に飛び出してしまいます。しかし、ビーカーの上にガラスの蓋をすると、ノミはコツコツと頭をぶつけることになり、最後には諦めてしまいます。これをしばらく続けていると、ガラスの蓋を取り除いてもノミは一匹たりとも外に飛び出そうとはせず、中でピョンピョン小さく跳ぶだけになってしまいます。すなわち、ノミには「ビーカーから外へは出られない。跳べば頭をぶつけてしまうだけだ。」という固定概念ができ上がってしまうという話です。我々人間や組織も、この固定概念や思い込みを持たないように、絶えず現状を否定して新しいことにチャレンジしていくことが必要であると考えています。開発・生産・マーケティング・営業、全ての面で同じことを、同じように長い期間続けることがないようにして、「小林製薬は何をするかわからない」ということを小林製薬の魅力としたいと考えています。

小林製薬様 ホームページ ことばで知る小林製薬より引用

http://www.kobayashi.co.jp/corporate/words/words_2.html#anchor-k3

『"あったらいいな"をカタチにする』がコーポレートスローガンの小林製薬様ですが、明るく、楽しいイメージが印象にありました。しかし、その陰には、仕事への厳しく強い姿勢があったんですね。今、この言葉にパワーを得られたのは、"厳しく強い姿勢"を自分が求めているからかもしれません。

このように新社会人に伝えるメッセージを考えることで、自分自身が元気づけられたり、勇気づけられます。是非、試してくださいね。

気持ちがパワーアップした後は、『お風呂でホットチャージ』して、明日からの新入社員研修に備え、見た目もパワーアップしようと思います。(『お風呂でホットチャージ』は、昨年12月にITメディア様からモニターを依頼され初体験。使った翌日にお肌がモチモチになったことに驚き、今では週1回のメンテナンスの必須アイテムに。詳細は、年間400近くの美容モニターをされている、山田美帆さんのブログをご覧ください。プロの視点でしっかりレポートされています) 

http://blogs.bizmakoto.jp/rosa/entry/1709.html 

写真は今朝、横浜の桜木町駅に近い、伊勢山皇大神宮で撮影した桜です。境内に近いこの木だけが咲き始めていました。皆様も一緒に楽しんで下さいませ。

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