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夏は気持ちに変化の季節

夏は気持ちに変化の季節

原田 由美子

HRD(人材育成)サービスを提供するコンサルティング会社の代表です。

当ブログ「ひといくNow! -人材育成の今とこれから-」は、2015年4月6日から新しいURL「​http://blogs.itmedia.co.jp/harada6stars/」 に移動しました。引き続きご愛読ください。


お休みでリフレッシュできてモチベーションが上がっている人もいれば、反対にどっと疲れが出てモチベーションが下がっている人も。過去の研修で新入社員を対象に、入社時~1年間のモチベーションを表すグラフを書いてもらったところ、8月は大きな転換点でした。その理由は、「暑さが辛かった」「仕事がきつく感じた」「学生時代に付き合っていた人と別れた」(笑)など。特に今年の暑さは、新入社員でなくてもこたえている人も多いはず。人の育成に関わる人としては、ここで気持ちのケアにも配慮したいものですよね。今週は、職場を元気にする言葉についてご紹介します。

 

笑顔にしてくれる言葉

"明日をちょっといい明日にしたい"という願いを込め、「ゆたかな未来づくり」の推進に取り組まれている住友生命さんでは、スミセイ「スマイルアンケート」を実施したそう。(2010年6月調査/8月12日発表)そのアンケート結果が発表されています。対象は全世代を対象に2000人の男女(30代~40代が半数強)。内容は、「あなたを『笑顔』にしてくれる」をテーマに、人、モノ、言葉、思い出の瞬間、曲。そして、笑顔になっている時間、笑顔が素敵な芸能人など。(本文末の参考情報に、誠で発表されたサイトを掲載します)

さて、この調査結果の中で注目したいのは、「"笑顔"を呼ぶ魔法の言葉」です。

第1位:「ありがとう」(48.4%)

第2位:「大好き」(9.0%)

第3位:「愛してる」(2.5%)

ダントツ1位は何と言っても「ありがとう」。研修業界でも"マジック・フレーズ"と言われる言葉だけに、圧倒的な力をみせています。しかし、それ以外は職場で使える言葉はちょっと限られそう。

そこで今回は、職場を笑顔にする言葉のヒントをご紹介します。ご紹介するのは、若手社員対象の研修で、「上司や先輩からかけられて嬉しかった言葉、モチベーションが上がった言葉はなんでしょう?」という問いかけに対するご意見です。驚くほど言葉のバリエーションが豊富で、あげられた言葉は"なるほど"というものばかり。ちょっとした言葉でも嬉しい様子。その理由は、見てもらえていたからこそ、出てきた言葉だからかもしれません。沢山の言葉があったので、今日と明日でカテゴリー別にご紹介します。

 

努力を認めてもらえた言葉編

・「頑張ってるね」、「頑張れよ」、「頑張ってこい」

・「よくやった」

・「お前やるな!」、「やるじゃん」、「やればできるじゃん」

・「ありがとう」、「お疲れ様」

・先輩の仕事を手伝って「サンキュー」、「助かった」

・「手加減しないよ」(男女の区別なく扱ってくれると感じられたので)

・自分から取り組み意欲を示した際に、「やってみろ」

・「責任はとるから、やりたいようにやってみろ」

・「覚えが早いな」

・「仕事が早いね」

・「挨拶がいいね」

・「対応が早いね」

・「電話対応、見習いたいくらい上手いね」

・「いい提案だね」

・「お客様から(あなたの対応)評判いいよ」

・仕事が完了して「カッコイイー」

 

1つ1つ見ると、"こういう視点もあったのか"というものも。明日も引き続きご紹介しますね。

 

(参考情報)

誠記事:笑顔にしてくれる言葉、1位はダントツで「ありがとう」

http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1008/13/news010.html