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【今日から着物男子になろう!】6~実際に着物を着てみよう~

【今日から着物男子になろう!】6~実際に着物を着てみよう~

平本 隆之

大阪・東京を中心に、これまで様々な業態の事業を展開中。それらの体験・実践をもとに、IT関係・外食産業・商業施設・M&A投資などのコンサルタントとしても活動。特技は、不動産投資。趣味は、ゴルフに音楽。最近は和服にも凝っている。

当ブログ「色々やってる社長のブログ」は、2015年4月6日から新しいURL「​http://blogs.itmedia.co.jp/hiramoto/」 に移動しました。引き続きご愛読ください。


さて、いよいよ実際に着物を着てみましょう。
順を追って説明してゆきます。

1.下着をつける
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まず下着をつけます。
写真の場合、7分袖のTシャツとステテコをはいています。
暑ければ、7分袖のTシャツの代わりにタンクトップを着用します。または、肌襦袢を着るのであれば、肌に直接肌襦袢を着てもかまいません。
また、寒いときは、ステテコの代わりにタイツをはきます。


2.肌襦袢を着る
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肌襦袢を着ます。男着物はすべてそうですが、左手側が前になります。
落ち着きが悪いなら、肌襦袢に腰紐をしめてもかまいません。
前述しましたが、私はほとんど肌襦袢は着ません。1の状態から、すぐに襦袢を着ます。


3.襦袢を着る
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襦袢を着ます。こちらも左手側が前になります。


4.襦袢に腰紐をしめる
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襦袢に腰紐をしめます。書いて時のごとく腰あたりでしめます。
出来る限り、しっかりしめて下さい。
腰紐のしめ方はこちらを参照してください。
<腰紐のしめ方>
http://kimonoo.net/kituke3.html


5.長着を着る
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長着を着ます。こちらも当然左手側が前です。
この時、襦袢の襟が長着の襟から見えるように着てください。
これが男着物のおしゃれのポイントです。
kikata5-3.jpg


6.長着に腰紐をしめる
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長着に腰紐をしめます。出来る限りしっかりとしめてください。
このしめ具合で着崩れが変わってきます。


7.角帯をしめる
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角帯をしめます。
しめる場所は、腰骨あたりでしめて下さい。
角帯はおなかの部分でしめ、結び目が出来あがったら後ろに回します。
角帯のしめ方は次のページを参照してください。

・貝の口(もっともスタンダードな結び方)
<参照HP>http://www.kimono-taizen.com/wear/w_kaku1.htm
・片ばさみ(浪人結び)
<参照HP>http://www.kimono-taizen.com/wear/w_kaku2.htm
・一文字結び(はかまをはくときにはこの結び方をします)
<参照HP>http://www.kimono-taizen.com/wear/w_kaku3.htm


8.羽織を着る
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羽織を着ます。
そのまま着るとスタンドカラーの様になっていますが、襟を外側に折ります。通常、折り目がついているので自然に折れます。
そして、首の後ろの襟は、約半分を外側に折ります。


9.羽織紐をつける
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羽織に羽織紐をつけます。
長着の上に羽織るだけなら、どうしてつける必要があるのかと思うかもしれませんが、前にも書いたように羽織はジャケット、スーツの上着のようなものです。羽織紐はボタンです。必ずつけるようにします。
なお、羽織には、羽織紐の金具を引っかける輪があります。これに羽織紐をつけます。
また、羽織紐は、写真のように石などでなく紐のものでも、わざわざ紐の結び目をほどくことはめったにしません。紐の結び目はそのままで、金具を使って取り外しします(もちろん、きれいにもう一度結べるのならやってもいいです)。


10.足袋をはく
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足袋をはきます。
これで完成です!


これで、着物を着ることが出来ました。
それでは、着物を着てどこへ行きましょうか?
まあ、どこでも好きなところへ行けばいいのですが、着物が好きな人々が集まる機会は色々あるのです。次回は、それらを紹介することにしましょう。



◎「今日から着物男子になろう!」一覧
http://blogs.bizmakoto.jp/hiramoto/cat3336/