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<脱ガンジガラメ>ガンジガラメとうまくつきあおう

<脱ガンジガラメ>ガンジガラメとうまくつきあおう

平本 隆之

大阪・東京を中心に、これまで様々な業態の事業を展開中。それらの体験・実践をもとに、IT関係・外食産業・商業施設・M&A投資などのコンサルタントとしても活動。特技は、不動産投資。趣味は、ゴルフに音楽。最近は和服にも凝っている。

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ガンジガラメ.gif

ヒトは生まれて死ぬまでガンジガラメの中で生きてゆく。

何の因果かこの世に生まれた途端、
その国の法律や慣習、因習に支配される。
 
また、学校に行けば、校則に縛られ、
不条理な友人関係のルールに従わなければならない。
 
会社に行けば複雑奇怪な人間関係に巻き込まれ、
いつしか巧みな保身の術を身につけてゆく。
 
このところ大切なものだと見直されている家族の絆も、裏を返せば、
生まれてきた以上、自分ではどうしようもない血のつながりに
絡め取られているだけかもしれない。
 
ましてや、自分で家庭を持ってしまえば、
この血のつながりは、逃げようがないほどにまとわりついてくる。

たとえ、すべてを投げ捨て世俗的な暮らしに入ったとしても、
そこには同じような人達がいて、ちゃんと社会が存在する。
そして、その社会でも様々なルールが定められているという。


そんなわけだから、脱ガンジガラメを考えるより、
ガンジガラメとうまくつきあう方法を考えた方がよさそうだ。

ひとくちかじったドーナツのように、かじられた部分ばかりを見るのではなく、
綺麗に残った部分をちゃんと見れば、ガンジガラメもまた楽しいのかもしれない。
要は、心の持ちようではないかとも思う。


だが、我々には、どんなガンジガラメの中で生きるかの選択権はあるはずだ。
出来る限り、自分にマッチしたガンジガラメを選びたいものである。

それが、心身共に健全に過ごす秘訣であろう。