誠ブログは2015年4月6日に「オルタナティブ・ブログ」になりました。
各ブロガーの新規エントリーは「オルタナティブ・ブログ」でご覧ください。
ビジネス英語:資料を添付する時の「see」と「find」の使い方
バイリンガルなエブリディ
ビジネス英語:資料を添付する時の「see」と「find」の使い方
1975年生まれ。大阪 → シンガポール → 今、東京。2007年に帰国し、外資系ITベンチャーで広報を担当。2013年に独立。PRコンサルタント、文筆業、地域再生プロジェクト、英語学習分野で活動中です。
当ブログ「バイリンガルなエブリディ」は、2015年4月6日から新しいURL「http://blogs.itmedia.co.jp/hiromikashino/」 に移動しました。引き続きご愛読ください。
ビジネスでやり取りするメールで、「資料を添付致しました。」とか「資料を添付するのでご査収ください。」といった表現はよく使います。
英語も以下のように、いくつかの表現があります。
- I am attaching the document.
- Please see the attachment.
- Please see the document attached.
- Please find the attached document.
- Please find the file attached...
- Please find attached, the document for...
文脈によっては、以下のような言い方をすることもあります。
- As per your request, I have attached the document regarding...
- Please let me know if the attached document...
- When you take a look at the attachment, you will find...
ここで、間違えてしまいやすいポイントは、「see」と「find」の違いをキチンと理解せずに使ってしまうことです。
see は「中身を見る」、findは「物理的に探す」もしくは「見つけてお受け取り下さい」という意味です。
「find the attachment」というように、find + 名詞の形を取る場合は、「物理的に探す」意味になります。いわゆる「look for」です。メッセージを見れば添付があるのは明らかですから探す必要はありませんよね。だから「find the attachment」 とは言わないわけです。
私がヒアリングしたネイティブによると「find attached, the document for...」や「find the file attached...」という場合の「find」は「look for」ではなく、「添付の状態になっている資料の存在を確認してください。」というニュアンスになるそうです。
私も「see」と「find」の使い方に悩み、英語を教えてくれる友人やネイティブの方々に聞きましたが、深く考えるよりパターンを覚えてしまった方がいいのではないかというアドバイスをいただきました。理屈を理解するよりも覚えてしまった方がいいかもしれませんね。
理解をして学ぶのは大切ですが、時には覚えてしまった方が身につくこともありますので、みなさんも、「see」と「 find」は、フレーズをそのまま覚えてしまってはいかがでしょうか。