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『孤独の価値』

『孤独の価値』

細島 誠彦

株式会社TransamManagementSystem代表取締役。 中央大学法学部卒業後、ベンチャー企業その他企業の経営企画室長、管理本部長、CFO、取締役を歴任。経営戦略構築、マーケティング戦略構築、新規事業の立ち上げや財務戦略、M&Aなど、企業の参謀業務に従事。

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孤独というのはマイナスのイメージを伴う。
しかし、人ごみの中、例えば、飲み会に参加していても、
ふと孤独を感じることはある。
総理大臣までいかなくても、
相談できる相手がおらず、
最終意思決定をしなければならない経営者が孤独というのもわかる。

しかし、孤独は悪いことではない。
何より自由だ。
人に合わせる必要がない。
人の顔色を見る必要もない。
人が何と言おうと気にすることもない。
人に迷惑をかけないという前提のもと、
なんでも、自分の好きにすることができる。

考えてみれば、組織の中で働いていると、
頭を悩ますのは、8割がた人に関することのような気がする。
この全てがなくなると、人生は全く違うものになるだろう。

ブッダも言っている。
「いっそのこと独りぼっちになってみるのも清々しいだろう」(「超訳ブッダの言葉」小池龍之介著)
と。

「孤独の価値」(森博嗣著)に書かれているように、
昔と違い、体力を使う仕事は減り、頭を使う仕事が増えている。
であれば、孤独に身をおいて、仕事をする生活をしていくことも悪くない。