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事業計画は忍耐!~誰でもできる会社の変え方~その7

事業計画は忍耐!~誰でもできる会社の変え方~その7

細島 誠彦

株式会社TransamManagementSystem代表取締役。 中央大学法学部卒業後、ベンチャー企業その他企業の経営企画室長、管理本部長、CFO、取締役を歴任。経営戦略構築、マーケティング戦略構築、新規事業の立ち上げや財務戦略、M&Aなど、企業の参謀業務に従事。

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目標や戦略ができあがり、組織の形が浮かぶと、
次は事業計画を作成しなければならない。

不思議なことに、事業計画がない会社は多い。
「売上5億円達成!」とかいうようなかけ声的な目標はあるが、
事業計画はないという会社はかなり見られる。
これは考えられないことだ。

PDCAサイクルというものを知っているだろうか?

Plan(計画) → Do(実行) → See(評価) → Check(改善)

の頭文字をとったものである。
計画がなければ、Pはもちろん、SもCもない。残るはDoのみ!
Doだけ!という非常に面白い状況だ。

まずは戦略に基づく戦術から大雑把に数字を並べていく。
売上、それに対応する原価。そして販管費。
作ってみるとわかるのだが、考えることは結構多い。

・新商品はいつ出すか?
・新規営業数字はどのぐらいで見込むか?
・社員はどのぐらい増やすか?
・社員一人雇うとPCや携帯など、どのぐらいの費用が増えるか?
・売上見込を立てるために事前にマーケティングをやる必要。
・・・・

すでに誰でもできるレベルを超えていると思う方も多いと思うが、
やってみなければこれらが難しいか易しいかはわからない。

簡単に考えれば、

"戦略構築"⇔"戦術構築"⇔"組織構築"⇔"事業計画構築"

これらは、順番に作ってはいくが、行ったり来たりする。
どこかおかしかったり、無理だったり、不明点がでたりすれば、
元に戻ったりする。
これが普通だ。
マーケティングはこれらを作っていく上で、ツールとして使う。
怖れず、どんどんやってみることだ。

計画数字を入れていくと、不思議に具体性がでてくる。
また、これは無理な数字だというものもわかってくる。
そうすると、根拠を作るために、また元にもどって、戦術を考えたりする。
そして、だんだんと会社の問題点も見えてくる。

ここまでくればシメタもので、
"大きな視点"を手に入れることができる!

事業計画は、何年も作っていくと、
だんだんと精度も上がってくる。
計画は当てるためにあるのではない。
どういう動きを会社がしていくのかを考え、予め決めていくものだ。
それもすべては目標や目的を達成するためである。