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人事部にケンカを売った新入社員A 仕事ができる人の研究3

人事部にケンカを売った新入社員A 仕事ができる人の研究3

細島 誠彦

株式会社TransamManagementSystem代表取締役。 中央大学法学部卒業後、ベンチャー企業その他企業の経営企画室長、管理本部長、CFO、取締役を歴任。経営戦略構築、マーケティング戦略構築、新規事業の立ち上げや財務戦略、M&Aなど、企業の参謀業務に従事。

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前回の繰り返しを敢えて書く。

『私が思うのは、マナーができていれば、普通以上の人だ!ということだ。
マナーができていれば、有能に見える。仕事ができるように見える。
それほど、できていない人が多いということなのだが・・・。』

逆に、マナーができていない人は、ものすごく優秀な人でも、
かなり損をする。
上司には気に入られない、顧客には嫌がられる・・・。
簡単なことなので、できた方が、いいに決まっているのがマナーだ。

これも、マナーができていない事例の一つである。

新入社員は入社すると社員研修がある。
マナーからスタートして、様々な基本的なことを教えられる。

余談ではあるが、こういう社員研修というのも、
いい大人を全くの子供扱いしている。
本来、お金をもらって、対価として仕事をするのであるから、
初日から働けるように、基本をすべて身に付けているべきなのである。
それを、お金をもらいながら、勉強させてもらうのであるから、いい身分である。
日本の会社は優しすぎる。。。
それに対して、すぐに辞める社員がいるのであるから、会社としては大損である。

新入社員Aは、研修の一環として、毎日報告書の提出が義務付けられていた。
既に、人事による研修は終了しており、現業部門に配属されていた。
しかし、人事による教育は依然として続いていおり、
1年間は報告書を提出しなければならない。
新入社員Aは何度か、この報告書の義務を怠った。
当然、人事から注意が入った。
働いている場所が違うため、メールによる注意だった。
これに対して、新入社員Aは、同じ新入社員に対して、こう言い放った。
「俺は、返事はしません。行動で反省を示します」

メールの返事も来ず、数日後、この言葉を知った人事部は激怒した。
会社の先輩であり、組織としての注意を受けていながら、
返事をしないという行為は有り得ないのだ。