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当たり前のことをやれば普通以上 仕事ができる人の研究8

当たり前のことをやれば普通以上 仕事ができる人の研究8

細島 誠彦

株式会社TransamManagementSystem代表取締役。 中央大学法学部卒業後、ベンチャー企業その他企業の経営企画室長、管理本部長、CFO、取締役を歴任。経営戦略構築、マーケティング戦略構築、新規事業の立ち上げや財務戦略、M&Aなど、企業の参謀業務に従事。

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これまで事例を交えた話を述べてきたが、
今回からは、仕事ができる人のフレームワーク「2M-SET」についての解説をしていく。

今回は最初のMのManners(マナー)だ。

マナーは、基本的なものとして挨拶もあれば、
居酒屋に行けば、上司に注文させずに自分でする、
会議には遅れない、などなど、細かく書けばいくらでもでてくる。

これらは、何をマスターすればいいのだろうか?
儒教に五倫というものがある。

・父子の親
・君臣の義
・夫婦の別
・長幼の序
・朋友の信

それぞれ、ウィキペディアによれば、

・父子の親・・・親と子の間は親愛の情でむすばれなくてはならない
・君臣の義・・・君主と臣下は互いに慈しみの心で結ばれなくてはならない
・夫婦の別・・・夫には夫の役割、妻には妻の役割があり、それぞれ異なる
・長幼の序・・・年少者は年長者を敬い、従わなければならない
・朋友の信・・・友は互いに信頼の上で結ばれなくてはならない

という解説がある。
これは、儒学者である孟子が提唱したものらしい。

マナーはこれらを頭に入れておけば、きっとお釣りがくるだろう。
今の社会では、ほとんどの時間を会社で過ごす。
であれば、「君臣の義」と「長幼の序」が活躍する。

何とも古い話だと思う方々もいるだろうが、
仏教、キリスト教、儒教などといったものは、
数千年も廃れずに続いているものだ。
その中に真理はいくらでも見つけることができる。
そして、それが当たり前だったのだ。
何度も言うが、難しいことではない、
当たり前のことを当たり前にやるだけのことだ。
ただ、この当たり前のことをやるだけで、
普通以上である!!!