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【iPad】日本中の「今」を覗く窓にする
»2010年11月 4日
力重の「ブレインストーミング考」
【iPad】日本中の「今」を覗く窓にする
アイデアプラント 代表。著書に『アイデア・スイッチ』。専門領域は「創造工学」。クリエイティブ・リーダを助ける道具を作っています。
当ブログ「力重の「ブレインストーミング考」」は、2015年4月6日から新しいURL「http://blogs.itmedia.co.jp/ishiirikie/」 に移動しました。引き続きご愛読ください。
iPadをアイデアワークの道具として使い切る!シリーズ、引き続き紹介します。
今回は、発想の材料になる「インプット」を増加させる使い方です。
これは、多様な情報に触れて発想の刺激を増やしたい時にもってこいです。
この「なう」、時間帯によってトーンがまったく違います。
iPad上でも使えるtwitroll(ツイットロール)というサイトを使います。
twitroll
http://twitroll.com/
太田憲治さんの提供するWebサービスです。太田さんは他にも「iPadZine」「こくちーず」など、シンプルで使い勝手の良いサービスをリリースされています。
キーボードもマウスも操作が要りません。画面に次から次へと流してくれます。
動画は、公開ツイートの内、「なう」で検索にかかるもの。次々表示されます。
スライド切り替えを「2秒」(最速)の設定にしています。「5秒」「10秒」にも設定できます。
関心ある単語を検索語にしてスライドを流しつつ、コーヒーを飲んだり、アイデアだしの時に、見るでもなく流したりもしています。
これで、アプリの中にショートカットができます(写真の左上)。
二つ目のショートカットには 【いま】 という名称をつけました。
先にのべた設定(「検索の言葉」=なう、「表示の速度」=2秒、「件数」=100件)( http://twitroll.com/slide/1000hX/100/fast ) のスライドショーを直接開きます。押すと、すぐに日本中の「なう」をスライドショーを始めます。
意図しない新しい情報にたくさん触れることは、アイデア発想に良い効果があります。(※補足、あり)
ところで、もう一工夫。
このツイットロール、アプリにならないかなー、と思っていました。
これについて最近、良い方法を教えてもらいました。「石井さん、アプリ一覧の中に、Webサイトへのショートカットを作れますよ」と。これは知っている人は良く知っていると思いますが、簡単に紹介します。
ちなみにゆっくり読みたいものに、ふと巡り合った時は、画面を抑えます。触れていればずっと止めておけます。停止ボタンもあります。そういう直観的なテイストもこの道具の良いところです。
追記
というのも、サファリを立ち上げ⇒ブックマークを開き⇒クリックする、のは面倒くさいので。
- サファリで目的のサイトを表示する。( http://twitroll.com/ )
- サファリ画面の上の十字ボタンを押し、2つ目の「ホーム画面に追加」を押す。
- ショートカットの名称を入力する。
深夜/明け方/通勤時間/昼食/夕方/就寝前、では、目に飛び込んでくるものが相当違っていて面白いです。
ツイッターの自分のタイムラインを見始めるとつい没頭してしまいますが、この方法だと、検索され、まったく接点のない人のツイートばかり出るので「刺激を得る」という本来の目的を維持しやすいです。
補足:
発想の特性から言って、できることなら、にぎわう街中を歩いていろんな情報を得るほうがずっと利点が多いのですが、そうもできないようなときには、こういう方法も使っています。
また、近場の街中を歩いても触れることのない人々の声もツイッター上にはあるのも確かです。深夜や明け方は、街には人がいませんが、日本中に起きている人はいて、そのつぶやきは流れています。