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XB(クロスビー)の専門家に会いました

XB(クロスビー)の専門家に会いました

石井 力重

アイデアプラント 代表。著書に『アイデア・スイッチ』。専門領域は「創造工学」。クリエイティブ・リーダを助ける道具を作っています。

当ブログ「力重の「ブレインストーミング考」」は、2015年4月6日から新しいURL「​http://blogs.itmedia.co.jp/ishiirikie/」 に移動しました。引き続きご愛読ください。


東京は恵比寿で、XB(クロスビー)の専門家、三澤直加さんにお会いしました。

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三澤直加さんとポストイット


XB(クロスビー)は、eXperience Brainstormingの略で、アイデア発想法として非常に面白そうだと思い、以前から、この手法に興味を持っていました。

三澤さんの勤めるU'eyes Design(ユーアイズデザイン)のWEBサイトから、概要説明を引用します。

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XB法 概要 

XB法では生活者の「感動エピソード」400事例から抽出した、「感動メカニズム」を使ってアイデア発想を行います。展開したい商品像に、感動メカニズムをかけ合わせることで、新しい商品の新しい感動体験を発想することができます。やり方は、専用の記入シートに書き込むだけ。90分あれば1人1人が新しいアイデアを生み出すことができ、一般的に行われているブレストよりも、効率的かつ刺激的にアイデアを発想することが可能です。

http://www.ueyesdesign.co.jp/service/service_xb.html

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感動という要素を持つ商品を考案するためのブレインストーミング。今の時代に必要な、おもしろい手法が誕生したなぁと思っていました。

私は、新しいものに接するときに、肯定的心構えで見るようにしていますが、その一方で、慎重に、多面的に対象を見る、ということも大切にしています。その意味では「感動エッセンスのある商品を効率的に発想させることができるのかなぁ?」という慎重な態度も同時に持っていました。

それで、実際にどうだったのか?

道具を拝見し、発想プロセスを実際に体験してみて、XBは優れた商品アイデア発想の方法だと思いました。

発想プロセスは、上記のURLから詳しいものを見ることができます。

使われているカードもまた魅力的なので紹介したいところですが、同社のノウハウ部分でもあるので、加工(フォーカスなし加工とセピア化)した小さい写真を載せるにとどめておきます。

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三澤さんのXB法についての研究会での発表スライド( http://www.slideshare.net/Naoka/xbux-smf090807 )や、デザイン的な日常の話題が面白い三澤さんのブログ( http://do-gugan.com/~misawa/archives/2009/07/ideo.html )を以前ネットで見かけて、面白そうな場を予想していたのですが、想像以上に、楽しい、効果的な手法でした。




後半では、実際の様子を、紹介したいとおもいます。


XBの専門家に会いました(後編)
「居酒屋の壁がポストイットで埋まっていく飲み会」

に続きます。

追記


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