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【コミPo!】アイデアを漫画で示す
»2010年11月27日
力重の「ブレインストーミング考」
【コミPo!】アイデアを漫画で示す
アイデアプラント 代表。著書に『アイデア・スイッチ』。専門領域は「創造工学」。クリエイティブ・リーダを助ける道具を作っています。
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頭の中のアイデアを形にし、それを離れた相手に伝えるのは難しいものです。
私が離れた相手にアイデアを伝える時、もっともよく使っていたのが「手元をデジカメ動画で撮影し相手に送る」という方法でした。例えば、新しい講義コンテンツを開発しているとき、相手に説明しようとしても「詳細を書き尽くしたような長ーいメール」では読んでくれません。さりとてお互い離れた場所にいて打ち合わせの時間もとれない。お互い電話が嫌い。そういう場合に、その動画を送る方法は最適でした。
最近、新しい方法を取り始めました。「アイデアを漫画で示す」という方法です。
その具体例を紹介します。今日、ツイッターでつぶやいたアイデアの一つを漫画にしてみました。アイデアの内容がたいしたことなくて恐縮ですが。
要は、「セミナー会場で始まる10分前とか、スクリーンを使わないのはもったいない。そこに誰か告知をしたい人がいたら、使えるようにしたらどうだろう。もしかしたら、規模が大きくなると、ちょっとした消耗品費ぐらい工面できないかな」というだけのアイデアなんですが、それを4コマの形に展開してみたものです。
コンセプトを語りたい時に、どうしてもパワーポイントの資料や、ワードの企画書では、うまく拾えていない「生っぽさ」というか「テイスト」があります。漫画的表現が容易になっていくと、それを補うものになるのかもしれないなぁと最近思います。
アイデアを漫画で示す。そういう未来の可能性について、最近、よく考えるようになりました。漫画というものへの団塊ジュニア層の親和性を考えると、いろんなビジネスユースの可能性がありそうで、目を凝らして萌芽的なトレンドを見つめようとしています。
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補足:
使ったソフトウエアは「コミPo!」といいます。
先行体験版を使わせてもらって描いたものです。
製品サイト → http://www.comipo.com/
12月15日から製品版が出荷されるそうです アマゾン → コミPo!
追記:
ちなみに、開発者さんのツイッターをみると、なんてハードに働いているんだろう・・・というのが垣間見えます。また使い方のより良い工夫が見えたりもします。主人公(こみぽちゃん)のアカウント http://twitter.com/#!/ComiPochan からは、主人公のキャラクターと世界観が垣間見れるつぶやきが展開されていて面白いです。フォロワーからイナゴを勧められて困っている様子が楽しかったり、女子高生の今を(たぶん本当の女子高生が中の人ではないと思うのですが)想像できるようなツイートがあって、イマジネーションの良い刺激をもらえます。