誠ブログは2015年4月6日に「オルタナティブ・ブログ」になりました。
各ブロガーの新規エントリーは「オルタナティブ・ブログ」でご覧ください。

ブレインストーミングで批判された場合(の処方)

ブレインストーミングで批判された場合(の処方)

石井 力重

アイデアプラント 代表。著書に『アイデア・スイッチ』。専門領域は「創造工学」。クリエイティブ・リーダを助ける道具を作っています。

当ブログ「力重の「ブレインストーミング考」」は、2015年4月6日から新しいURL「​http://blogs.itmedia.co.jp/ishiirikie/」 に移動しました。引き続きご愛読ください。


ブレスト(※1)で批判されて対処に困った、なんてことありませんか?

そういう時には、以下の、いずれかの方法をとってみてください。


  • 「そうれはそうかもしれない。そうじゃないかもしれない。」と返す。

はぐらかします。受け止めてしまわず、全く関係ないアイデアを出していきます。


  • 「その懸念点はもっともです。その課題をクリアするためには、どんなアイデアがあるだろう。」と返す。

受け止めます。そのうえで、アイデアを深化させるための材料にします。具体的な懸念事項には発想のヒントにできます。言われたことを、逆さまにしてみてつぶやいて下さい。


  • 「失敗もありますよ。新しいことをやろうってんだから。ただ、前と同じことだけしたら、確実に事業が失敗していきます。」

返します。失敗しそうなことを提案するのは、ブレインストーミングをするような場では、当たり前のこと。【新規性】と【実現性】はトレードオフの関係にあります。確実にやれることをしたら、以前の焼き直しが、出来るだけです。高い収益やら成功性と、新規構想には密接な関係があります。失敗しない前例のあることだけをやり続けるのは、収益性の悪化へ一直線に走る事。失敗したくないっていう人には、そう返します。


以上です。

実際はもっと細かいTips的なものもありますが、コーヒーブレイクで読んでもらうにはこのぐらいにしておきたいと思います。



※1 ブレインストーミングの略称。英語では、BS、と略したりもします。