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【コミPo!】1時間で描いてみました(マニュアルなしに)
»2010年11月 9日
力重の「ブレインストーミング考」
【コミPo!】1時間で描いてみました(マニュアルなしに)
アイデアプラント 代表。著書に『アイデア・スイッチ』。専門領域は「創造工学」。クリエイティブ・リーダを助ける道具を作っています。
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漫画を描くためのソフトウエア「コミPo!」の先行体験版が当たりました。
今1時間で書いてみました。
・・・漫画のストーリーの出来があまりうまくないかもしれませんがそれは私のセンスによるところでしょう。
もう少し凝ったものを書いてみたかったのですが、初めの一時間で、漫画の素人が、ビジネスソフトウエアの操作レベルで、どこまで作れるのか、トライしてみたかったので、まずはアップしてみました。
とりあえずパーツを配置しているうちに、こんな感じになりました。
作りながら、すこしだけ起承転結を意識はしてみましたが、事前にはネームを作る作業(カットにどんな人を置いて、セリフをいれて、というラフな作品を書くこと)は、一切していません。
なお、使ってみて、マニュアルを見たいな、と思ったのは次の点でした。
・キャラクターが上半身しかないのかな(あるはず) ・・・人物、机の配置とノートの小人という設定でお茶を濁しました。
・しゃがませるポーズをとると、キャラクターが消えてしまう(きっと見えている領域の下のほうにいくのだろう) ・・・たちポーズだけを使いました
マニュアル見ないで作って、これぐらいしか困ることがないというのは、よくできているソフトウエアだなぁと思います。
私のマシンは非力なノートPCなので、パーツを置くときに、処理にすこしだけ時間がかかりましたが、それほどでもなく、パワーポイントの操作のつもりでマニュアルを一切見ないでさくさく、描き進めることができました。
時間がかかったうちの何割かは「タイトルを考える」「セリフを直す」というところでした。
筆者は漫画を描いた経験はありません。(正しくは、漫画家さんに一度だけ、G-ペンを触らせてもらって、絵を描いたことがありますが、それだけです。)絵が描けることと、漫画が描けることは違うことだろうと思っていたのですが、ごく簡単な1ページだけでも、そのこと実感しました。
一方で、何かを説明するための「対話」を中心にする漫画的な資料を作るならば、ある程度、すいすい作れそうだなぁと思いました。
これが、筆者の最初の一時間の体験と感想でした。
面白い道具が登場しました。多くの人が頭の中を作品にする道具を得たことで、これまで気が付かないでいた新しい可能性が見えてくるのかもしれませんね。コミPo!の今後の発展に大きく期待しています。
追記:
さらに、2ページほど、書いてみました。操作には慣れて早くなりました。2枚で2時間ほどでした。
P2
P3
漫画を作る人が増えると、お話づくりの道具が真剣に要るなあ、というのを実感を持って理解しました。