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皆が笑顔でプレーできる ~ふうせんバレーボール~

皆が笑顔でプレーできる ~ふうせんバレーボール~

衛藤 涼太

プログラマーとしてシステム開発会社に就職後、プログラムはそこそこに新規事業の立ち上げなどを行う。そんな経験が災いしてか、自分で会社を立ち上げることに。様々なスポーツを紹介して多くの人に楽しんでもらえるよう情報を発信していきます。ラーメンと温泉が大好き。クリック募金でスポーツを応援するサイト スポクリを運営しています。

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今回ご紹介するスポーツはふうせんバレーボールです。

ふうせんバレーボールはその名の通りふうせんで行うバレーボールです。
とはいえもちろん通常のバレーボールとはルールがかなり違います。

コートの大きさはバドミントンコートとほぼ同じ大きさでネットも同じものを使うそうです。大きな違いと言えば当たり前ですがボールが違います。ふうせんバレーボールなので、通常のバレーボールではなく風船を使います。この風船が特徴的で、通常の風船だと膨らませれば涙型の楕円形になりますが、ふうせんバレーボールの風船はより丸く膨らむようになっているそうです。風船の大きさは約40cmまで膨らみますが、この大きさにもちゃんと意味があります。

ふうせんバレーボールはそもそも障害者の方や高齢者の方、どんな方でも楽しめるように開発されました。障害を持たれていたり、高齢の方は動ける範囲が決まってくる場合があります。そう言った方にも簡単に風船に触れて、ふうせんバレーボールを楽しむことができるように40cmと言う大きさが決められたそうです。

そしてこの風船の中には2個の鈴が入っています。
この鈴も非常に重要な役割を果たしています。
それは視覚障害をお持ちの方にも楽しんでもらうためのものなのです。
ふうせんをポンポンと弾ませるとそれに合わせて鈴が鳴ります。
視覚障害の方はその音で風船がどこにあるかを判断するわけですね。

さらに風船の中で動くことで、風船自体の軌道が不規則になったり、特定の不規則な変化を制御できたりすることで競技性を高めているそうです。

ふうせんバレーボールをプレーする上でのルールとして特徴的なのは、必ず全員が風船に触ってから相手コートに風船を返さなければならないと言うことです。これはチーム内でコミュニケーションを取ることはもちろん、プレーヤー全員がそれぞれの力を出し切ってプレーすると言う狙いも含まれています。

実際に私もこのふうせんバレーを体験させてもらいました。チームメイトは高齢者の方、腕が片方麻痺されている方、椅子に座りながらプレーする方などなど。プレーをする前にひとつアドバイスをもらいました。それはチームメイトの可動域をちゃんと理解すること。例えば右腕が麻痺していて、左腕しか使えない人にパスするときはちゃんと相手が打ちやすい左手の方にパスをしてあげるなど、相手を思いやったプレーをすることが大事だと言うことです。

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これは当然と言えば当然ですが、ついつい忘れてしまいがちなことだと改めて気付かされました。相手を思いやる気持ちは相手を理解するところから始まるんだなと。

実際にプレーしてみると風船の動きは思った以上に不規則な動きをして慣れるまでは上手くパスを回せませんでした。慣れてくると狙ったところにもパスを出せるようになり、何と言うか献身的なプレーができたような気がします。運動量としてはそこまでありませんが、普段全然運動しない人にはちょうどいいかもしれません。

細かいルールなどは東京ふうせんバレーボール振興委員会さんのページをご覧ください。


ふうせんバレーボールを体験してみて思ったことは、プレーしている方が本当に生き生きと笑顔でプレーしている所が素晴らしかったです。ふうせんバレーボールの後は吹き矢をするんだ!と言っていた方もいらっしゃいました。体を動かすことはだれしもが楽しく過ごすことができると感じることができました。

ふうせんバレーボールにご興味をもたれた方は下記ページをご覧ください。

ふうせんバレーボール振興委員会

東京ふうせんバレー振興委員会

最後にふうせんバレーボールの動画もぜひご覧になってください。




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