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簡単にできる社会貢献【クリック募金】を知っていますか?

簡単にできる社会貢献【クリック募金】を知っていますか?

衛藤 涼太

プログラマーとしてシステム開発会社に就職後、プログラムはそこそこに新規事業の立ち上げなどを行う。そんな経験が災いしてか、自分で会社を立ち上げることに。様々なスポーツを紹介して多くの人に楽しんでもらえるよう情報を発信していきます。ラーメンと温泉が大好き。クリック募金でスポーツを応援するサイト スポクリを運営しています。

当ブログ「あなたの知らないスポーツ、そっと教えます」は、2015年4月6日から新しいURL「​http://blogs.itmedia.co.jp/jpnms/」 に移動しました。引き続きご愛読ください。


 今年の抱負に書かせていただきましたが、マイナースポーツの知名度を上げていくのと共に、クリック募金認知度も上げていこうと思っています。さて皆さんは【クリック募金】をご存知でしょうか?

クリック募金とは

クリック募金 (-ぼきん、英: Click-to-donate) とは、ウェブページ内の決められた所をクリックすると、個人や企業がクリックされた回数に応じて環境問題や人道支援などに取り組むNGOやNPOなどの団体に現金を送金する仕組みである。「ワンクリック募金」とも呼ばれている。 ウィキペディアより引用

とされています。

 

<クリックする人がお金を払うわけではありません>

 日本国内ではdffさんやイーココロさん、そして弊社のスポクリなどがクリック募金のサイトです。最近は企業が独自に自社内にクリック募金のサイトを設けることも多くなりました。(KDDIさんやBrotherさんなど)これらのサイトで所定の場所、よくあるのが「募金をする」と書かれているボタンをクリックすると多くの場合は1円が支援先の団体に、ある一定のクリック数に達したり、月ごとの累計クリック数などによってスポンサーとなっている企業から寄付金や協賛金などの形で支払われます。

 ここで良くある質問と言うか、誤解があるのですが、クリックした人はお金を支払う必要はありません。あくまでもお金を支払うのはスポンサーや支援企業となります。

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 (スポクリのイメージ図)

 

  「クリック」という言葉から「ワンクリック詐欺」を連想されたりとか「募金」って怪しいのではないかと 思う方も多いと思いますが、決して怪しいものではありません。

 ではなぜクリックをされたら支援企業が寄付金や協賛金を支払うかと言いますと、多くのクリック募金のサイトはクリックをされた場合、支援企業のホームページが表示されます。つまり支援企業は1回ホームページを見てもらえるというメリットがあるのです。いわば宣伝広告費の一部を寄付に回すと言えます。

 ただ単に広告を打つだけですと当たり前の話ですが企業の宣伝ということになります。しかしクリック募金の場合、形としてはクリック課金型の広告に似ていますが、そこには宣伝+「社会貢献」をするという意味合いが込められているのです。

 

<なぜクリック募金をするのか>

 企業の行っている社会貢献活動というものはなかなか一般の方には分かり辛いものでした。さらに企業が社会貢献活動を行ってもなかなか売り上げには結びつきません。(最近はCSV:Creating Shared Valueという概念もでてきました)しかしクリック募金であれば目に見えて社会貢献活動を行っていることがわかります。

 クリックされた回数を寄付するという数値化されたものがあるからです。寄付や募金をすることだけが社会貢献ではありませんが、NPOやNGO,スポーツ団体などはその寄付金でより多くの事業をすることができます。

 一方、NPOやスポーツ団体を支援しようと思ってクリックする人は、その団体が行っている事業をより活発に行ってもらいたいという思いからクリックをすることになるでしょう。毎日か月に一回か分かりませんが、たくさんの人がクリックをすればその分各団体に寄付が行くことになります。

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(スポクリのイメージ図)

 スポクリの場合は、クリック募金の対象がスポーツということで上図のようなサイクルが非常に分かりやすいと思います。

 クリック募金をするとスポンサーのホームページが表示され、クリックされた分スポーツチームに支援がなされる。そうすると、そのスポーツチームが強くなり、ファンも増える。ファンが増えるとクリックする人が増えてきて、スポンサーの知名度も上がる。と、このようなサイクルを描くことができます。

 通常、株式会社であれば利益を追求しなければなりません。そうなると業績が悪化した場合に真っ先に削減されるのが社会貢献の予算だったりします。それはなぜかと言えば社会貢献があまり売り上げに結びついてこないからです。

 しかし、クリック募金による社会貢献であれば一度ホームページを見てもらえるという広告効果もあります。多くの企業はインターネット広告を出稿しているので、そういう意味では企業としても真っ先に経費削減の対象として考えることはなくなる、のかなとも思います。

 社会貢献活動は継続的に行わなくては意味がありません。なのでできるだけ企業の業績によって社会貢献活動が続けられなくなってしまう状況を回避する必要があります。

クリック募金のメリットをまとめると下記のようになります。

◆支援する企業にとってのメリット

 クリック募金に参加した人がホームページを見てくれる、宣伝効果が期待できると同時に、社会貢献活動もPRできる

◆クリック募金に参加する人のメリット

 気軽に無料で社会貢献に参加できる

◆NPOやスポーツ団体など寄付を受ける側のメリット

 寄付募金をする企業にとっては費用対効果が分かりやすいため、継続的な支援に結びつきやすい

 ぜひ皆さんもお気軽にクリック募金に参加してみてください。

スポーツをクリック募金で応援するスポクリをよろしくお願いいたします。

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