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日常の写真を撮る

»2013年4月16日
事業のヒント

日常の写真を撮る

神 真一

事業アドバイザーとして、滋賀、京都で「楽しく正しい事業」に導く事業アドバイスをしています。

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ステンレスプールが完成して注水が終わり、コースロープや飛び込み台などを取り付ける時には、また関係者の何人かで見学に行きました。

その時には、買って間もないデジタルカメラを持って行きました。

当時はデジカメが世に出始めた頃で、私が最初に買ったデジカメですので、うれしそうに持って行って何枚も撮りました。(笑)

完成した姿を残しておくために、いろんな角度から何十枚も撮影しました。

その写真をあらためてみてみると、懐かしくて当時の記憶がよみがえってきますが、それほど感慨深いものはありません。

なぜなら、使う状態で見た時間はわずかですし、その時は一番残したい写真だと思っても、時間が経てばそうではないからです。

これは、自分や家族の写真にもいえることです。

旅行に行ったら、それこそバンバン写真を撮ります。

滅多に行けない場所ですし、二度と行けないかも知れないので、写真を撮りまくります。

友人同士の写真であれば、笑顔でピースをしている写真ばかりになるでしょう。(笑)

そうして、普段は行かないところの写真はたくさん残りますし、似たような顔でピースしている写真もたくさん残ります。

下手すると、「笑顔でピース大全集」になっているかも知れませんね。(笑)

そういった写真も大切ですが、後になるにつれて、普段の写真の方が見たくなります。

10年前の部屋とか、職場とかの写真があれば、「あー、懐かしいな~」と思いますよね?

でも、そんな普段の写真は残っていません。

そんなことがあると、日常こそ一番大事だったことに後で気が付くわけです。

それと同じで、ステンレスプールで私が一番見たい写真は、製作途中です。

工場での製作風景、トラックで運搬している風景、現場で工事している風景などが見たいですね。

実際に撮れるかどうかは別にして、現場事務所で所長とかとしゃべっている写真があれば、ぜひとも見てみたいと思います。

しかし、そういった製作途中の風景は、見事に一枚もありません・・・。

ちなみに、これまでやってきた事業の中で、現場の写真は一枚もありません。

工場で仕事をしている写真が一枚でも残っていれば、ぜひとも見てみたいのですが、一枚も残っていないのです。

一枚も撮っていないのですから、残っていないのは当然ですが。(笑)

いま思えば、「何で写真を撮っておかなかったんだ・・・」と後悔しているのですが、今となっては思い出でも、当時は何気ない日常ですので、そんなものを撮ろうと思わないのは当然です。

そんなこともあって、もう何年も前から私は普段の写真も撮るようにしています。

特別なことは、後に特別でなくなるかも知れません。

日常こそ後に特別であり、貴重になる可能性があるということです。

「ピース大全集」もいいですが、何気ない写真を撮っておくのもいいですよ!

あ、いつの間にか話がそれすぎましたので、写真は明日、掲載したいと思います。(笑)