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事業を縮小する難しさ(追加)

»2013年8月12日
事業のヒント

事業を縮小する難しさ(追加)

神 真一

事業アドバイザーとして、滋賀、京都で「楽しく正しい事業」に導く事業アドバイスをしています。

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昨日は何か書き足りない気持ちがしていたのですが、あらためて考えると、確かに書き足りないものがありました。

それは、今まで作ってきたものを手放すということです。

メインの取引先を手放すことになりますので、ゼロから作り上げてきた信用や実績、将来の可能性がゼロになるということです。

また、業界ナンバー1の上場企業ですので、そこと直接取引するのは一般的には至難の業です。

従業員を抱えながら仕事がゼロになった時に、名刺一枚で飛び込み営業を繰り返して、奇跡的に契約することができました。

それだけでなく、破竹の勢いで勢力を拡大して、メーカーとしても欠かせない存在になりました。

それを手放すのは惜しいものがあります。

惜しいというよりも、相当な価値があると思いますので、できるものならオークションか何かで対価を手に入れたい気分です。(笑)

でも、実態は単体で利益が出るか出ないかくらいの経営状態ですし、それほど価値がないのかもしれません。

そうであっても、ゼロから築き上げてきたのを手放すのは、ものすごい抵抗があったのです。

これが、縮小をためらう最大の要因だったのかもしれません。

(最大の要因を書き忘れるか?)

たとえば、水が出てくる井戸があったとします。

まだ開発途中でしたが、きれいな水が出たら高値がつく反面、汚い水が出たらえらいことになっていました。

現状ではプラスマイナスゼロです。

でも、とても珍しい井戸ですし、短期間で掘ったので、いろんな可能性を秘めています。

その井戸を手放すとなった場合、相応の価格で売ることができましたが、いっそのことコンクリートをぶち込んで埋めてやりたい心境だったのです。

あ、無駄に例え話が長くなってしまいました。(笑)

とにかく、そんなこんなで手放すのが惜しかったわけです。

事業を縮小する場合は、程度の差は違っても、私と似たような状況や気持ちになっていますので、それだけ難しいということです。