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事業縮小にあたっては、メインの取引先を手放すことにしました。
従業員の3分の2が勤務していましたので、単純に事業規模が3分の2になります。
そちらは専務が常駐していましたので、彼を独立させて、そのまま丸ごと引き継ぐ計画を立てたのです。
突然の話でしたが、そう決断した途端に、なぜか何もかもそんな流れになっていました。
メインの取引先とは、いくつかのミスや問題点があったのですが、それらが全て縮小に向かうような流れになっていたのです。
ただ単に私が勝手にそう思っていただけかもしれませんが。(笑)
すでに実行に取りかかっていましたので、全てのことが後押しするように感じていたのです。
彼の意思を確認すると、やる覚悟はできているということでしたので、話はすんなりと進んでいきました。
すでに稼働している組織ですし、ゼロから手探りで作り上げるのとは違いますので、やる気さえあれば、現状を維持していくのは難しくありません。
次に、従業員にも説明して理解してもらう必要があります。
そこは問題ないと思っていましたが、予想通りほとんど問題はありませんでした。
仕事はもちろん、給料や待遇、福利厚生なども現状維持することを説明すると、ほとんど反対意見は出ませんでした。
後に多少の意見が出ましたが、最後には「まあ、看板が変わっただけと思えや!ガハハハ!」で丸く収まりました。(笑)
メーカー側にもそれを伝えて了承をもらいました。
若い社長の誕生に疑念があり、実力を疑問視するメーカーの幹部もいましたが、私はもっと若くから事業をやっていましたので、そのあたりの話をするとわかってもらえました。
こうして、後ろ髪を引かれる思いを断ち切りながら、縮小計画は進んでいったのです。