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無理やり人材を入れた結末

»2013年8月21日
事業のヒント

無理やり人材を入れた結末

神 真一

事業アドバイザーとして、滋賀、京都で「楽しく正しい事業」に導く事業アドバイスをしています。

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未経験者をうまく入れることができたのですが、先方は経験者を必要としていました。

でも、当初は役に立たなくても、溶接をやっていると慣れてきて、溶接の腕も上がってくると思っていました。

しばらくしてから友人に状況を聞くと、あっさり「無理!)という返事が返ってきました。(笑)

どうやら、溶接はあまりさせてもらえずに、他の作業をしているということです。

溶接をやるとしても、部品のチョン付け程度で、鉄板の溶接は全くさせてもらえないということでした。

それもそのはずで、そのメーカーの社員ではありませんので、一から教えてもらえるわけはありません。

それでも、やっていれば何とかなると思っていたのですが、それでは何ともなりようがありません・・・。

この先も同じパターンが続きそうだと聞いて、この仕事が長続きしないことを悟りました。

他の仕事に手を広げるとか、部署を変えてもらうかなども考えましたが、私は現場の状況を全く知りませんし、現場にるわけでもありませんので、突っ込んだ話ができません。

従業員にそこまでの動きや臨機応変な対応を期待するのも無理があります。

何よりも、未経験者を経験者として行かせたというマイナスもあります。

そんな状況でしたので、現場の話を聞いても対策を打つことができませんでした。

この場合に有効な対策としては、良い腕を持つ溶接工を入れることですね。

技術だけでなく人間的にも魅力があれば、即戦力として大いに活躍します。

そうなると、その人だけ残して他は不要とは言えませんので、入れ続けることができます。

でも、そんな人材はいませんので、どうしようもありません。

案の定、一ヶ月もしないうちに人材の入れ替えをするように言われました。

半自動溶接の経験者と入れ替えるわけですが、そんな人材はいませんので、入れ替えようがありません。

何とか使ってもらうことはできなくないのですが、そこまでする必要もないと思い、キリの良いところで契約を打ち切ることにしました。

結局、2ヶ月くらいで終了することになったのです。

こうなると、紹介者の社長にも迷惑がかかってしまいます。

迷惑までいかなくても、今回の件がプラスに作用することはないでしょう。

その場の勢いだけで行動するのは良くないという教訓になったのでした。

(今頃わかったんかい・・・)