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一人親方からスタートして、ピーク時には従業員は40人近くの規模まで成長しました。
その時の組織は、社長である私を筆頭にピラミッド型になっていました。
私の下には幹部が二人ほどいて、その下には二人いて・・・と、うまい具合にピラミッド型になっていたのです。
その組織が機能していたため、もっと従業員が増えても問題ないという状態でした。
実際に、何人いたのか覚えていないのが、それを物語っています。(笑)
私の経験としては、従業員が数人なら自分以下は横一線でも目が行き届きます。
でも、10人を超えると、どうしても目が行き届かない部分が出てきます。
よって、従業員が10人を超えると、しっかりした組織を作らねばならないというのが持論です。
私の場合は直感でそういう組織ができていたので、人数に振り回されることも撲殺されることもありませんでした。
それほどやることもないので、事務処理は私がメインでやっていましたし、ゴルフ最優先状態が続いていても、何の問題もありませんでした。(笑)
逆に言えば、組織化ができていなければ、拡大途中で潰れていたと思います。
零細企業の場合、社長が先頭切って朝から晩まで働いていることも多いですが、その場合はほとんど社長業ができていませんので、会社が伸びることはありません。
組織がうまく機能すると、自分が朝から晩まで働くこともありませんし、下手すると何もすることがありません。
それで会社が回って伸びて行きますので、実は何もやっていないようで社長としての仕事をやっていることになります。
ポイントとしては、適切な人材に完全に任せることですね。
その立場の能力を持たない人材に、それ以上の仕事を任せても無理ですので、その人の能力を見極めることが基礎になります。
次に、任せるとなったら完全に任せることです。
当たり前のように聞こえるかもしれませんが、実はこれができない経営者も多いのです。
「任せたぞ!」と言いながら横から口を挟むようなパターンですね。
言うまでもありませんが、口先で「任せたぞ!」と言っても、これでは任せたことにはなりません。
任せるとなった以上は、何があっても任せることが重要なのです!
大きなミスをしても、手助けや口出しは一切しません。
自分のケツは自分で拭かなければならないということですね。
そして、その仕事内容や責任に応じた報酬が必要です。
よくあるのが、「頑張ってくれたら給料を上げる」とか、「実績を出せば報酬を上げる」というパターンですが、物事の順序が逆です。
ケチなことを考えるのではなく、先に報酬をドンと上げるのです!
ちなみに、これをわかっていない経営者は非常に多いです。
そして、能力ある人材に仕事を任せれば、すぐに報酬以上の働きをします。
私はこうして組織を作りながら会社を大きくしてきました。
実際は、任せるというよりも丸投げや放ったらかしでしたが。(笑)