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就職試験の集団面接の気持ち悪さ

»2014年7月17日
事業のヒント

就職試験の集団面接の気持ち悪さ

神 真一

事業アドバイザーとして、滋賀、京都で「楽しく正しい事業」に導く事業アドバイスをしています。

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成績でトップを取ったプライドから、関西の電力会社に就職が決まりました。

おっと!決まる前に就職試験があったのですが、それについてちょっと書いてみたいと思います!

就職試験は筆記試験と面接があります。

この会社は校内選考で6名が選ばれて試験に挑むわけで、特に問題なければ採用されるかもしれませんが、それでも全社的に見れば、不採用になる人がかなり出てきます。

そこで就職試験対策をやったと思うのですが、何をやったのか記憶にありません。
「こんなトコ楽勝じゃ~」と思っていましたので、何もやっていなかったのです。(笑)

面接の練習もあり、他の生徒が練習するのを見ていましたが、私は何もやりませんでした。
何もやらないというよりも、何も考えていなかったのです。

たぶん、志望動機すら考えていなかったと思います。

そして面接本番・・・。
人数が多いため5人1組の集団面接でした。

ちなみに筆記試験の記憶はまったくありません。(笑)

それなのに面接の記憶がはっきりあるのは、それだけインパクトが大きかったからです。

私は本当に何も考えておらず、「へん!こんな奴ら大したことないわい!」としか思っていませんので、聞かれたら適当に答えるつもりでした。

集団面接は、一つの質問を「はい、次は神さん」、「次は○○さん」・・・と指名されて順番に答えていく形でした。

私以外の4人は背筋を伸ばしてキッと正面を見据え、質問に対してハキハキと答えていきます。

答えているというよりも、あらかじめ用意していた答えを朗読していたわけです。

その様子を見て、「こいつら、一体何なんじゃ・・・?」と私は何度もキョロキョロして、そいつらの顔を見ていました。

でも、その4人は少しも横を見ることなく、正面だけを見据えて完璧とも言える返答を繰り返していました。

私はその妙な空気に飲み込まれて、返答に困ることもありました。

質問には即答していましたが、用意していた答えを長々と朗読するわけではありませんので、ほとんどの質問に短い答えでした。

面接官から「もっと自分をアピールしてください」と言われるくらい短かったのです。

4人は「少なくとも私には勝った!」と思ったことでしょう。

でも、私からすれば「こいつら・・・全員、変!」だったのです。
もっと言えば、気持ち悪かったですね!(笑)

変なのはその4人だけじゃなく、私以外のほぼ全員だったと思います。
というよりも、本当に何の準備もしていない私が変なのかもしれませんが。(笑)

4人の様子や答えから、私は4人が同じに見えました。

少し前に大学生の集団面接を担当している人から、「皆が個性も特徴もないし、同じ答えしか返ってこないので、すぐに誰が誰だかわからなくなる」と言っていました。

それは昔から変わっていなかったということですね。

用意しておいた答えの朗読で採否が決まるわけではありませんので、私は難なく採用されました。

それはともかく、「こいつら、何なんだ?」という気持ち悪さは今でもはっきり覚えているのでした。(笑)