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国家資格で差をつけることを目指す

»2014年7月19日
事業のヒント

国家資格で差をつけることを目指す

神 真一

事業アドバイザーとして、滋賀、京都で「楽しく正しい事業」に導く事業アドバイスをしています。

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関西の電力会社に就職し、すぐに強制収容所に収容されました。

あまりに情けない環境のため、最初の休みで外出した時に買った本は、忘れもしない「B-ing」という転職情報誌でした。(笑)

辞めたいと思っても行動に移す勇気は全然ありませんので、それくらいしかできることがありませんでした。

それ以前から考えていたのは、「どうやってトップになるか?」ということです。

それしか頭になかったと言っても過言ではありません。(笑)

成績や実習とかでトップを取ったとしても、それで仕事内容が変わるわけではありませんので、そういう意味でのトップではありません。

同僚はもちろん、同い年の大卒連中や先輩連中の上に立つにはどうすればいいかということです。

もちろん、すぐにできるわけではありませんので、数年後くらいに明らかに人より上に立つことを考えていたのです。

収容所にいる間にできることといえば、休日と夜の少しの自由時間に何かをすることだけです。

その時間で勉強して、国家資格を取ろうと計画しました。

私は高校在学中に「第三種電気主任技術者」の国家試験に合格しました。

その年の滋賀の高校生で受かったのは私だけだったのですが、その会社は全国からトップクラスの人が集まりますので、その資格を何人かが持っていました。

近くに持っている人がいれば、ほとんど価値はありませんので、その一つ上は「第二種電気主任技術者」になり、それを取ろうと思ったのです。

それを取って人の上に立てるかどうかはわかりませんが、人と圧倒的な差をつけるのは、それくらいしか思い浮かばなかったのです。

ちなみに、電気主任技術者は国家試験の中でも難関の部類に入ります。

合格率は第三種で8%、第二種で2%くらいだったと思います。

数字だけを見れば2%に入ればいいだけの話ですが、難易度はグッと上がり、ちょっとやそっとじゃ太刀打ちできないレベルです。

それでもやるしかありませんので、参考書を買って勉強をはじめました。

そんなことを考えている奴は誰もいませんので、こうした努力が将来の差となってくるのです!

・・・と意気込んだのはいいものの、難易度が大きな壁となって立ちはだかりました。

第三種はしっかり勉強していたこともあり、合格者の中でもトップクラスの点数でした。
それでも、ちょっと難しい問題になると「さっぱりわからん!」という難易度だったのです。

とても1年くらい勉強した程度では無理なことを実感して、あっけなく諦めてしまいました・・・。

当然、その手段を諦めるのであって、上に立つことを諦めるはずはありませんので、次なる計画を考えていました。

それを狙うと決めましたので、静かに動き出したのでした。