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会社を辞めた時の周囲の反応

»2014年7月30日
事業のヒント

会社を辞めた時の周囲の反応

神 真一

事業アドバイザーとして、滋賀、京都で「楽しく正しい事業」に導く事業アドバイスをしています。

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ついに5年間のサラリーマン生活に終止符を打ちました。

少し話がさかのぼりますが、会社を通して住宅融資を受けていましたので、辞める時に全額返済しなければならないのが少しきつかったですね。

そこからの融資は400万円くらいでしたので、それを全額返済しなければなりません。

少々無理して新築したこともあって余裕はなかったのですが、何とかかき集めて返済し、無事に卒業することができました。

返済できたからいいものの、返済できなければどうなっていたんでしょうね?

確か辞めるなら全額返済するという条件だったと思いますので、返済できなければ辞めることはできません。

そうなると、やる気がないのに仕事をし続けなければなりませんが、大企業なのでそれでも良かったのかもしれませんね・・・?

ともかくそんな状態でしたので、スッカラカンに近かったのです。(笑)

辞めた後の心境は、あまり覚えていません・・・。

余裕がない状態でしたので、すぐに何かをやり始めなければならず、ゆっくりしている余裕はありませんでした。

余裕がなかったからかもしれませんが、辞めて「しまった!」と思ったことや後悔したことはなかったですね。

面白かったのは周囲の反応でした。

会社を辞めたことを言うと、「うわー、もったいない!」という反応がほとんどだったのです。

エリートではないにしても、それなりに優秀じゃなければ行けない企業でしたので、そんな超安定企業を辞めるなんて考えられないといった人が多かったですね。

10人中、実に9.8人ぐらいが揃いも揃ってこんな反応でした。(笑)

最近はサラリーマン時代の話をすることはなくなりましたが、辞めてから10年くらいは、事ある度についてまわる話でしたので、耳にタコができるくらい「もったいない!」と聞かされました。

当たり前とも言える反応でしたが、辞めた当初は、あまりいい気がしなかったですね。

辞めてしまっているのに「もったいない」と言われても、どうすることもできません。

言った本人はそんな気はないとしても、否定しているようにも聞こえます。

私にすれば、その会社にいることがもったいないのです。

価値観が違うのでしょうがないかもしれませんが、「またこの反応か!」と思いつつ、適当に聞き流していました。

昔から切り替えは早く、前だけ見て突っ走る性格でしたので、余計なことを考えている暇もなかったと思います。

ともかく、次に何をやるのか考えていたのです。

普通なら辞める前に考えてあると思いますが。(笑)