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急成長したネットワークビジネス会社は、無茶な活動をする会員が多かったこともあって、短期間で潰れてしまいました。
サポート窓口はしばらくあったものの、潰れるとなってからは、それぞれが次の道を探して動き出していました。
動き出すというよりも、めちゃくちゃ早かったですね。
「この会社は素晴らしいシステムで、これ以上はありません!私は人生をかけてやっています!」と言っていたような人は特に早かったですね。
さっさと別のネットワークビジネス会社に乗り移って、「あの会社はダメでしたけど、こっちが最高です!」なんて手のひらを返したようにやっている人もいました。(笑)
そんな軽々しいセリフを吐く奴は、口先100%ということですね。
捨てる神あれば拾う神ありとも言いますが、ちょうどいい具合に別の会社が出てくるものです。
ちなみに、私は捨てられた神でした。(笑)
トップクラスの人たちの中には、何人かで会社を立ち上げたこともありました。
潰れることを一番早く知っている人たちですので、すぐに動き出し、潰れるのが公になってから移ったということです。
自分たちでゼロからやるのではなく、すでに何らかの商品を扱っている会社にネットワークビジネスの仕組みを持っていった形だったと思います。
いろんなパターンがありましたが、早ければ早いほうがメリットが高いのを一番実感して、多くの恩恵を受けていた人たちですので、とにかく動きは早かったですね。
自分の利益だけを考えるのに必死だったのでしょう。(笑)
私のもとにも誘いがありました。
上の人からの誘いもありましたし、私のグループにいた人からの誘いもありました。
それもそのはずで、私のような人が何人かグループにいれば、一気にタイトルを獲ることも可能になります。
上下関係は変更できませんので早い者勝ちです。
その様子を見ていて思ったのは、ネットワークビジネスで成功したり少しでも結果を出している人は、またネットワークビジネスに行くということです。
成功を収めたトップクラスの人たちは、次なる成功を求めて、またネットワークビジネスをやります。
少しでも結果を出している人は、もっと良い会社だったら結果もより出せるということで、またネットワークビジネスをやるのです。
その様子を見て、「こうはなりたくないなあ~」と思いました。
とても視野が狭く、ちっぽけに見えたからです。
私は、「次にネットワークビジネスをやるならば、自分が会社をやらねば意味がない」と思っていました。
自分が会社を作れば、自分の思い通りにシステムにでき、当然ながら自分がトップになります。
実力があればやりたいところでしたが、まだ大企業を卒業したばかりで右も左も分からない状態ですので、何もできるわけがありません。
ということで、大企業の次は、とりあえずネットワークビジネスを卒業したのでした。