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リフレッシュ工事の実態

»2014年8月14日
事業のヒント

リフレッシュ工事の実態

神 真一

事業アドバイザーとして、滋賀、京都で「楽しく正しい事業」に導く事業アドバイスをしています。

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日本道路公団の元請けの下請けの小さな会社で仕事をすることになりました。

日本道路公団という名前からして道路工事をする会社に思えますが、その会社は電気設備関連専門でした。

街灯やトンネル内の証明、ハイウェイラジオなどの担当ということです。

道路工事であれば、それ専門の会社があるということでした。

偶然ですが、私にとっては得意分野の電気関連の仕事になったのです。

私が入った時は、ちょうど高速道路のリフレッシュ工事が始まる前で、その準備を始めるところでした。

出勤すれば、元請けの倉庫内や敷地内で工事資材などの準備をしていきます。

メインはハイウェイラジオの付け替えということで、要するにケーブルの張替え工事です。

よって、準備と言ってもそんなにありません。

そんなにない準備を喋りながら10人くらいがチンタラチンタラとやっているところは、大企業そのものでした。(笑)

電力会社で電線の張替えをする時は、地上10メートル以上の電柱に登るので大変です。

物や勝手が違うとはいえ、地上1メートルくらいにあるケーブルを張り替えるのは屁のように思えました。

そして当日。

中央分離帯の真ん中に黒いケーブルが走っているので、支持金具を外しながらケーブルを巻いていきます。

それほど難しくもなく大変でもない作業に10人以上たかって進めるわけですので、はっきり言って暇でした。(笑)

撤去が終わった翌日は逆の作業になり、ケーブルを設置していきます。

撤去と同様にチンタラチンタラ作業していますので、めっちゃ暇です・・・。

そんな状況でしたので、仕事は適当にやりながら周囲をキョロキョロしていました。

リフレッシュ工事は車に乗っていて何度も遭遇していましたが、工事側の立場になるのは初めてですので、興味津々でした。

その区間は道路工事やらいろんな工事をやっているのですが、どこを見渡しても、のんびりしているように見えました。

隣車線は普通に車が走っていますので、すぐ横を鉄砲玉がビュンビュン飛び交っているようなものです。

そんな中の作業は安全第一ですので、慌てるのは禁物なのでしょう。

そうだとしても、「この会社の工事はたったこれだけ?」と確認するくらい簡単な工事だけでした。

普通に作業するなら、3分の1くらいの人数で十分にできる作業だったのです。

まあ、それでも余りある利益があるので、その業界はそれで普通なのでしょう。

リフレッシュ工事が終わってからは街灯の清掃をした記憶があります。

排気ガスのすすで汚れるため、定期的に清掃をしているということでした。

それも非常にのんびりしていて、3人一組でバケット車に乗り、午前中は3基、午後からも3基というレベルだったと思います。

その状況を見て、下請けで入り込むメリットが何となくわかってきました。

数人でも入れておけば、かなりの利益になるということです。

・・・あ、気が付けば工事の回想が8割くらいで終わってしまいましたが、状況の解説も必要なので良しとしましょう!