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前2回はスマホと携帯電話の奮闘記を書きました。
なんかもうちょと書き足らない気がしましたので、今日も関連する話題で書くことにします。
今回のスマホ乗り換えでは、ショップが本人確認書類の提示方法を間違っていました。
もう1件は、無料のはずの携帯電話の料金が引かれていて、その対応も問題だらけでした。
携帯電話会社は3社しかありませんので、不手際だらけの対応でも、単純に3分の1の確率でお客さんはやってきます。
どこも似たようなものですので、多くの人はメリットが一番多そうなところに行くだけです。
大手企業や大企業も同じでしょうが、中小企業や個人事業はそうはいきません。
ちょっとした不手際が命取りになります。
「こんなひどい対応されましたー」なんてブログに書かれたら大打撃を受けるかもしれませんし、その記事は一生残ることになります。
1人のお客さんが消えるだけでは済まないかもしれませんので、常に気を引き締めておく必要がありますね。
今回のスマホ乗り換えでは予約番号というのを取るために、今まで契約していた携帯会社に電話を入れました。
(私の名義で契約していましたので)
解約する理由を聞かれたので、「あっちのほうがいいからです」と適当に答えました。
すると、「もう一度考え直していただけないでしょうか?継続していただけるなら、私が今すぐ5000ポイントをお付けすることができます!」と言ってきました。
解約の相談ならまだしも、解約決定で乗り換える寸前に言うことではありません。
そのタイミングにしては安すぎますよね。(笑)
一番の問題は、「そんなに簡単に5000ポイントが付けられるのなら、なぜもっと早くできないのか?」ということです。
お客さんが逃げるとわかってから、慌てておまけで引きとめようというのですから、そんな失礼な話はありません。
既存のお客さんに還元できるものがあるなら、すぐにやっておくべきということです。
日頃からそうした対応をしておけば、「やっぱりここが一番!」となって、乗り換えなんて考えすらしないかもしれません。
あまりにレベルが低すぎます・・・。
ということで、解約する気がなくても「今すぐ解約します!この瞬間に解約します!」と電話すれば、すぐに5000ポイントがもらえるかもしれませんね。(笑)
「解約を進めてください」と言うと、「誠に残念ですが・・・」と言って予約番号を教えてもらえました。
面白かったのは、番号を言う声が少し小さくなり、スピードも少し早かったことです。
番号は10桁ですので、普通なら間違えないように大きな声でゆっくりと言い、その後に確認するはずです。
しかし、その逆で確認も何もなく、矢継ぎ早に次のことを言い始めたのです。
「聞き間違って、もう一回電話がかかってきたらラッキー」とか、「聞き間違えて困りやがれコノヤロ~」とでも思っていたのしょうかね。(笑)
その次には、「今後もお得なご案内などのメールやお電話をさし上げてもよろしいでしょうか?」と言ってきました。
解約するのにそんな物をもらっても、迷惑以外の何物でもありません。
ゴミをもらうようなもので、ゴミを捨てるにも捨てる手間がかかるのです。
もし本当に良い情報があるのであれば、離れてから必死にエサで引き戻そうとするのではなく、日頃から発信しておかなければなりません。
レベルが低すぎて、まったく話になりません。
最後のあいさつには、また「誠に残念ですが・・・」と言ってきたので、「あなたの対応こそ残念ですが・・・」とは言いませんが、それで終わりました。
教訓というにはレベルが低すぎる話ですが、何かが起こってから慌てて行動することは誰でもあると思います。
それは相手からすると、今回のように見えているということです。
あ、ドキッとした方もいるかもしれませんね。(笑)