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何の計画性もないまま自然食品の販売がスタートしました。
無店舗販売ですので、営業と販売員の人海戦術です。
ここで参考にしたのは、宅配パンの販売システムです。
営業のおっさんがフランチャイズでやっていたこともあり、そのシステムを参考にすることにしました。
宅配はパンとは、パンの宅配です。
(そのままやんけー)
そのシステムは、工場で製造されたパンを中継所にあたる店舗に運びます。
その店舗の店員が販売員の家まで運び、販売員がお客さんのもとに宅配するという流れですね。
店舗は直営で、社員がトラックで販売員の家までパンを運びます。
販売員は出来高制で、運んだ分だけ報酬がもらえるということです。
定期注文が原則になっていて、新規開拓すると販売員にも報酬が入るということでした。
おそらく、一般的なところでは生協とか牛乳配達とかメール便の配達とか、そんなところが取り入れているシステムですね。
よく考えたら、別に宅配パンのシステムでなくても良かったのかもしれません。(笑)
パンは生物ですが、こちらが扱うのは賞味期限が長いので、そこに一つ大きなメリットがあると考えていました。
ただ、パンほどよく買う物でもありませんので、その点はマイナスです。
あと、利益率の低さが気になっていたのですが、「まあ、それは何とかなるだろう?!」と思って、実際はあまり気にしていませんでした。
「そこを気にしなくてどーすんねん!」というツッコミは置いておきましょう!(笑)
販売が動き出したところで、カタログがあったほうがいいことがわかり、作ることにしました。
商品が増減するかもしれませんし、何よりお金がない状態でしたので、デジカメで写真を撮ってパソコンで作成し、プリンタで印刷するしかありません。
当時の安物のプリンタは印刷スピードも遅いので、チマチマとしか作れませんでしたが、ないよりマシというカタログはできました。
次に、売上アップの良い方法を思いつきました!
ちょうどお中元かお歳暮の季節でしたので、ギフトセットにすれば購買単価が上がります。
食品を扱うなら当たり前の話ですが。(笑)
でも、ギフトセットにするには、それなりのパッケージが必要になります。
レジ袋や紙袋に入れたギフトセットではダメですし、市販の箱にうまく収まるわけもありません・・・。
営業には「社長!そりゃあ専用の上等に見える箱が必要でしょう!」と言われましたので、「よし!作るか!」となって、箱の業者を探しました。
こんな時は得意の必殺技、タウンページの出番です!
「箱なんて安いもんだろうし、何十万円もかかることはないだろう?」と勝手に考えて、良さそうな業者を探し、話を進めていきました。