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中国から大型コンテナ1台分の竹炭や竹炭商品を大量に輸入しました。
倉庫には山のように単ボール箱が積まれていました。
大量に買ったので原価率は低く、販売価格の10分の1くらいだったと思います。
もうちょっと低かったかもしれず、「売れたら儲かるなあ~」とニンマリでした。(笑)
竹炭関連商品はそのまま売れますし、竹炭は段ボール箱単位でも売れますし、家庭用に小分けにして売ることもできます。
営業もいろんなアイデアを出してきて、売り方を考えました。
いろんなパターンで写真を撮り、プリンタで印刷してパンフレットを作っていきました。
当時のパソコンで素人が作ったパンフレットですので、自然食品のパンフレットと同じく怪しさ満開です。(笑)
それでも何もないよりマシですので、自然食品の関連商品のように無理やり販売をスタートしました。
しかし、あまり売れませんでした・・・。
段ボール箱ごと買えばかなり割安になりますので、どかっと買う人もいると思っていましたが、それはほとんどなかったですね。
調子に乗ってどかっとコンテナ1台分も買うのは、どうやら私だけのようです。(笑)
ある営業は、中国産だから売りにくいと言っていました。
当時の中国産は「安かろう悪かろう」というイメージが今よりきつかったので、当然かもしれません。
そこで、「国産として売ったらいいのでは?」と言ってきました。
経営者としては、さすがにそれはマズイと思いました。
なぜなら、箱を見れば中国産ということがまるわかりで、すぐにバレるからです。
(そこかい!)
ならば、箱から出してしまえば産地はわかりませんので、それですんなりオッケーを出しました!(笑)
今なら産地偽装で問題になるかもしれませんが、当時はこんなもんです。
こんなもんと言うと語弊があるかもしれませんが、そんな感覚のところは多かったですし、実際に食品の産地偽装なんて珍しくありませんでした。
別の例としては、近くのスーパーでは賞味期限切れの生鮮食品のラベルを貼り替えて、普通に出していました。
そんなのに比べたら、炭の産地偽装なんてかわいいもんです!
さっそく言い出しっぺの営業がサンプルの段ボール箱を入れ替えて、営業に向いました。
すると帰ってくるなり、「国産の炭って説明したのに、カタログに中国産って書いてあるやんけー」と言ってきました。
パンフレットを見せて「国産の炭」と言って説明していたら、「へえー、中国産なんですね~」と何気なく言ってきて、めっちゃ慌てたということでした。
まあ、こんな調子です。(笑)
あまりに何も考えない行動で笑うしかありませんが、やっぱり悪いことはできないものです。
中国産だから売れないのではなく、他に理由があるから売れないのがよくわかりました。