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プレスリリースの書き方3×2

»2014年11月17日
事業のヒント

プレスリリースの書き方3×2

神 真一

事業アドバイザーとして、滋賀、京都で「楽しく正しい事業」に導く事業アドバイスをしています。

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前回は「プレスリリースの書き方3+2」だったので、今回は「3+3」と思った方が多いのではないでしょうか?

まだまだ甘いですね~

ゾウガメのスピードで成長する私は、「×」を学んだのです!

読み方は「バツ」か「ペケ」か「バッテン」ですね!

いやー、実にすばらしい成長ぶりですが、誰も読んでいないので自分で自分を褒めておきます!(笑)

(早よ本題に入れやー)

私が書いたプレスリリースを何人かの記者に見てもらったことがあります。

誰に聞いても「完璧ですね!」、「理想的です!」という返事でした。

それでも何かアドバイスをもらおうとすると、「いえ、何も言うことはありません!」と言われて、誰からもアドバイスをもらうことはありませんでした。

そこで、今日はどんなプレスリリースを見せたのかを書くことにします。

その前に記者の心情を書いておきましょう!

「完璧ですね!(次の予定があるから適当にあしらっておこう)」

「理想的ですね!(ヨイショしておけば帰れるだろう)」

「何も言うことはありません(・・・小学生の作文じゃないんだから言い出したら終わるかい!)」

こういう完璧で理想的なプレスリリースをを見せたわけです。(笑)

形式としてはA4サイズ1枚ですね。これは鉄則です。

記者は忙しいので、長ったらしいプレスリリースを読む暇はありませんし、「せっかく書いてくれたんだから、しんどいけど読もう」というお人好しはいません。

たまに「1枚でまとめるのは厳しいです」と言われることもありますが、「じゃあゴミになってもいいんですね?」と言うと必死で1枚にまとめるようになります。(笑)

形式はタイトル、リード、本文の三部構成の一番多く使う形です。

形式にひねりを加えたプレスリリースは、逆に記者から質問されたらネタを明かすことになりますので、こちらから聞くことはしません。

内容としては、知ってもらいたい一心であれこれ書いてしまいがちですが、言いたいことは絞るようにします。

タイトルが「イベントのお知らせと販売実績と最近の傾向と新商品発売と弊社の理念とその他いろいろ」では訳がわかりませんからね。(笑)

下手な鉄砲も数打ちゃ当たると言いますが、この場合は言いたいことを絞るのがポイントです。

話が飛びますが、プレスリリース配信会社とかに頼んで無差別に片っ端から送りまくるのはお勧めできません。

下手な鉄砲も数打ちゃ当たることもありますが、そんな愚策よりも鉄砲の腕を上げたほうが早いのです。

そして、読みやすく簡潔に書くことが大切です。

A4サイズ1枚と言っても、10文字で終わることもできますし、10万文字を詰め込むこともできます。

無理して1枚に収めようとした結果、文字がぎっしり詰まっていることが多いですね。

言いたいことがいろいろあって1枚にまとめた結果ですが、「うわー、読みにくー」となった瞬間にシュレッダー行きとなります。

「体も目も疲れているけど、この文字ギッシリを読むか!」と頑張る記者はいません。

野菜の詰め放題じゃないんですから、詰め込めばいいという考えはバッテンです。

読みやすいように改行や余白を入れて、すーっと読めることが重要なのです。

そのまますーっとシュレッダーに入ったらバツですけどね。(笑)

実際に私がプレスリリースを書くと、かなり簡潔にまとめますので、最後に空欄ができることも多いです。

空欄に野菜を詰め込みたくなる気持ちはわかりますが、ちょっと空欄があるくらいでちょうどいいのです。

以上で予想より長くなったプレスリリースの書き方シリーズを終わります。

本来はブログで書くネタじゃないので、言いたいことの2割くらいしか書けませんでしたが、まあ、たまにはいいでしょう。

ぜひこれらのポイントを押さえたプレスリリースを書いて、マスコミに再生紙の原料をどんどん提供しましょう!(笑)