誠ブログは2015年4月6日に「オルタナティブ・ブログ」になりました。
各ブロガーの新規エントリーは「オルタナティブ・ブログ」でご覧ください。
当ブログ「事業のヒント」は、2015年4月6日から新しいURL「http://blogs.itmedia.co.jp/kami/」 に移動しました。引き続きご愛読ください。
12月上旬まで順調にブログを書き続けていたのですが、ついに止まってしまいました・・・。
止まってしまってからはガタガタです。(笑)
実は私の長男が持病で入院していて、ブログを書く時間もパワーも出てこなかったからです。
言い訳していいわけありませんが、これは言いわけです。(笑)
40度近い熱が出る風邪を引き、治りかけたと思ったらそれが持病を誘発して、病院に行ったら即入院でした。
過去に何度も入院しているのですが、また同じ症状が出てしまったのです。
「健康が第一」とはよく聞きますし、よく口にする言葉ですが、自力でまともに歩くこともできない長男の姿を見ると、あらためてそれを実感します。
代われるものなら代わってやりたいですし、お金で健康が買えるなら1億円でも買ってやりますが、こればっかりは無理なだけでなく、一生治ることはありません。
小学生で入院した時には、こんな話をしました。
「顔が変えられないのと同じで、この病気も変えることはできない。持って生まれたものの一つで、うまく付き合っていくしかないんや」
「しんどいと思うけど、一週間もしたら退院できて普通の生活に戻れるやろ?この病院にはたくさんの患者がいて、もっとひどい症状の人もたくさんいるぞ。だから、これくらいで済んだことに感謝やぞ」
その話をしたからかどうかわかりませんが、今まで一度も不平、不満を口にしたことはありませんでした。
今回も入院後の経過は順調で、数日後に退院しました。
病院の先生は1ヶ月くらいは運動は控えるように言っていましたが、そんな暇はありません。
アーチェリーをやっていて、退院の数日後に大事な試合があったからです。
退院して一日家で休み、次の日から練習を再開しました。
練習と言ってもランニングやトレーニングはできずに、弓のポンド(引く強さ)を落として調整する程度です。
その結果・・・。
寝たきり状態から数日で元に戻るわけがなく、大事な試合を落としてしまいました。
チャンスは1回きりですので、その無念さは計り知れないと思います。
「入院していなければ・・・」という思いもあったと思います。
でも、そんなことは一言も言わず、態度に表すこともありませんでした。
・・・
私はこれまで多くの経営者を見てきて、実際に多く接してきました。
その中で意外に多いというかかなり多いのは、文句や責任転嫁が一流の経営者です。
「従業員が悪い、お客が悪い、景気が悪い・・・」と文句をいうのは超一流です。
「大型店のせいだ、政治のせいだ、消費税のせいだ・・・」と責任転嫁は超一流です。
「自分は悪くない。周りが全部悪いんだ!」と口にしなくても、体中からそう言っているような経営者はたくさんいます。
それらは超一流でも、行動力はゼロです。
何かやらなければ良くなることもないのに、何もチャレンジすることなく毎日同じ仕事だけを処理しています。
チャンスはいつでもあるし、失敗してももう一度やればいいだけなのに、文句や否定ばっかりで手を伸ばそうともしないのです。
言うまでもありませんが、そういった経営者の会社やお店が良くなることはありません。
行動力も感謝のかけらもない人が事業を発展させることなんてできないのです。
たまたまうまくいくことがあっても、いずれ頭打ちになって厳しい状態に突入します。
健康でなければ事業や仕事はできませんので、うまくいっていない人は特に、まずは健康に感謝してみてはいかがでしょうか?
持病を多く抱えている方もいるでしょう。
その上に、事業も崖っぷちになっている方もいると思います。
そうなったら感謝することがなく、不平、不満しか出てこないかもしれませんが、それでは何も良くなりません。
生きているから事業や仕事ができ、いろんな経験ができるわけですから、それならまずは生きていることに感謝ですね。
別に上を見る必要はなく、下を見る必要もありません。
健康なら健康に感謝、持病があるならその持病で済んでいることに感謝、何もいいことがないなら生きていることに感謝するのです。
感謝の心がなければ、事業や仕事だけでなく何をやってもうまくいくことはありません。
まずは身近なところの小さな感謝からスタートです。
そこから感謝が感謝を生む流れになり、少しずつ良くなっていくわけです。
これは理論や理想ではありません。
小さな感謝の心がけから何事にも自然に感謝するようになり、事業が良くなっていった例を実際にいくつも見ているから言える確実なことです。
聞き流すも自由、批評するのも自由、反論するのも自由ですが、せっかく最後まで読んでもらったのですから、実践してもらいたいですね!
あ、批評するのも自由、反論するのも自由と書きましたが、それは自分の心の中でしてもらって、くれぐれもそういうコメントを落とさないようにしてくださいね。(笑)