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教えられる人の成長

»2011年6月16日
事業のヒント

教えられる人の成長

神 真一

事業アドバイザーとして、滋賀、京都で「楽しく正しい事業」に導く事業アドバイスをしています。

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「次は何をやりましょう!?」と何度も繰り返し聞いてくるということは、次にやることがわからないからです。なぜわからないかといえば、自分で考えることをしないからです。

そうなると、自分で考えるようにすればいいことがわかります。

しかし、当時の私は(おそらく)そうは思わずに、仕事の順序を教えればいいと考えました。仕事の順序を覚えることができれば、「次は何をやりましょう!?」と聞いてくることもありません。

また、仕事の意味を同時に教えることをしたと思います。仕事の順序を覚えるだけでは、応用が利かないと思ったからです。そして、それらの点に注意しながら、仕事を教えていきました。

その効果はすぐに出てきたと思います。元々、やる気があって次々に聞いてくるわけですから、仕事の順序を覚えるのも早かった記憶があります。

そこで、教える人によって教えられる人の成長が決まることを体験しました。

当たり前の話かも知れませんが、この体験をしたことで、責任の重大さもあらためて実感したのです。

たとえば、職人の世界では、基本的に仕事を教えてもらうことができません。今はそうではないとしても、昔はそういう考えが多かったと思います。だから、一人前になるのに5年も10年もかかっていたということです。

現に、積極的に大工を育成するシステムを取っている工務店では、従来の何分の一の期間で一人前の大工になっています。これも、教える人や教え方で、教えられる人の成長が決まるということです。

しかし、コンクリート製品製造の仕事は、作る製品が変われば仕事の流れが変わります。また、日によって製造する製品も変わりますし、加工する製品などもあるのです。ずっと同じパターンを繰り返すことはありませんので、臨機応変な対応が必要なのです。

そして、私のやり方では、すぐに壁が来てしまったのです。

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このペースで進めば、過去のことを書き終わるのに30年くらいかかりそうですが、当面は、実験も兼ねてこの調子で進めたいと思います。

こうして書いていると、過去の記憶が少しずつよみがえってきますし、勉強にもなりますね。

ただ、誰が一緒にいたのかは思い出せません。まあ、もうしばらく書いていくことにしよう!